クレーン・デリック運転士の過去問
令和5年(2023年)4月
原動機及び電気に関する知識 問6
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)4月 原動機及び電気に関する知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
クレーンの電動機の制御に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- コースチングノッチは、制御器の第1ノッチとして設けられ、ブレーキにのみ通電してブレーキを緩めるようになっているノッチである。
- 間接制御は、電動機の主回路に電磁接触器を挿入し、主回路の開閉を電磁接触器に行わせる方式で、制御器は、主回路を開閉する電磁接触器の電磁コイル回路の開閉を受け持つ。
- 直接制御は、間接制御に比べ、制御器は小型・軽量であるが、設備費が高い。
- 巻線形三相誘導電動機の半間接制御は、電流の多い一次側を電磁接触器で間接制御し、電流の比較的少ない二次側を直接制御器で直接制御する方式である。
- ゼロノッチインターロックは、各制御器のハンドルが停止位置になければ、主電磁接触器を投入できないようにしたものである。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題では、クレーンの電動機の制御に関するさまざまな方式や用語についての理解が問われています。それぞれの記述が正しいかどうかを判断し、不適切なものを特定する必要があります。
この記述は正しいです。
コースチングノッチは、制御器の第1ノッチとして設けられ、ブレーキのみを制御して電動機には通電しない構造 となっています。このノッチを使用することで、ブレーキを緩める操作が行えます。
この記述は正しいです。
間接制御は、電磁接触器を用いて主回路を開閉する方式です。制御器は電磁接触器を駆動するコイル回路の 開閉を担当します。この方式は、主回路に直接大電流が流れないため、安全性と操作性が向上します。
この記述は誤りです。
直接制御では、主回路の開閉を制御器が直接行いますが、この方式は制御器自体が大電流を扱う必要があるため、大型化しやすく、設備費も高くなる傾向があります。「直接制御は小型・軽量である」という記述は誤りです。
この記述は正しいです。
半間接制御は、巻線形三相誘導電動機において、一次側(主回路)の開閉を電磁接触器で行い、二次側(回転 子側)の制御は直接制御器を使用する方式です。この方式は、制御の効率を高めるために採用されます。
この記述は正しいです。
ゼロノッチインターロックは、安全装置の一種で、制御器のハンドルが停止位置(ゼロノッチ)になければ主電磁 接触器を動作させることができない仕組みです。この機能により、操作ミスを防止します。
本問の正解は3番です。直接制御は、間接制御に比べて制御器が小型・軽量という記述が誤りです。実際には、直接制御では大電流を扱う必要があるため、制御器は大型化しやすく、設備費も高くなります。 他の選択肢は、それぞれ正しい記述であり、クレーン制御における重要な基礎知識に該当します。
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