クレーン・デリック運転士の過去問
令和5年(2023年)4月
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問2
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)4月 クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
図のように天井クレーンが質量6tの荷をつるとき、Bの支点が支える力の値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、クレーンガーダ、クラブトロリ及びワイヤロープの質量は考えないものとする。
- 4kN
- 12kN
- 23kN
- 36kN
- 94kN
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題では、天井クレーンが荷を吊る際の支点Bにかかる力を求めるものです。荷の質量や位置関係、力のモーメントの基本的な考え方を用いて計算します。
与えられた条件
荷の質量 m=6t=6000kg
重力加速度 g=9.8m/s2
荷の重量 W=m×g=6000kg×9.8m/s2=58800N=58.8kN
荷の位置は点Aから8mの位置にあり、全長は13m。
計算の流れ
1.クレーン全体のモーメントのつり合いを利用します。 モーメントの基準点を支点Aに設定します。
2.支点Aを基準としたモーメントのつり合い式を立てます。 荷によるモーメントは、 M=W×8m=58.8kN×8m=470.4kN•m
3.支点Bが支える力 FBによるモーメントは、 MB=FB×13m
4.モーメントのつり合いより、 M=MB よって、 470.4=FB×13
5.FBを求めると、 FB=470.4/13=36.2kN 支点Bにかかる力の値 支点Bが支える力は、約36kNとなります。
この記述は誤りです。
この記述は誤りです。
この記述は誤りです。
この記述は正しいです。
この記述は誤りです。
本問の正解は4番(36kN)です。 天井クレーンの力学問題では、モーメントのつり合いを用いることで、各支点にかかる力を求めることが可能です。この手法はクレーン運転士試験の基本的な力学問題で頻出ですので、確実に理解しておきましょう。
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