クレーン・デリック運転士の過去問
令和5年(2023年)4月
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問3

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)4月 クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

物体の質量及び比重に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
  • 鉛1m3の質量は、コンクリート1m3の質量の約5倍である。
  • アルミニウム1m3の質量と水2.7m3の質量は、ほぼ同じである。
  • 鋼、銅、木材及びコンクリートを比重の大きい順に並べると、「銅、鋼、コンクリート、木材」となる。
  • 鋼の丸棒が、その長さは同じで、直径が3倍になると、質量は9倍になる。
  • 物体の体積をV、その単位体積当たりの質量をdとすれば、その物体の質量Wは、W=V/dで求められる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、物体の質量と比重に関する基本的な知識について問われています。それぞれの選択肢が正しいかどうかを判断し、不適切な記述を特定します。

選択肢1. 鉛1m3の質量は、コンクリート1m3の質量の約5倍である。

この記述は正しいです。 

鉛の比重は約11.3であり、コンクリートの比重は約2.4です。比重が質量に比例するため、鉛1m³の質量はコンクリート1m³の質量の約5倍であるという記述は正確です。

選択肢2. アルミニウム1m3の質量と水2.7m3の質量は、ほぼ同じである。

この記述は正しいです。 

アルミニウムの比重は約2.7であり、1m³のアルミニウムの質量は水2.7m³の質量に等しくなります。この記述は正確です。

選択肢3. 鋼、銅、木材及びコンクリートを比重の大きい順に並べると、「銅、鋼、コンクリート、木材」となる。

この記述は正しいです。 

銅(比重約8.9)、鋼(比重約7.8)、コンクリート(比重約2.4)、木材(比重約0.5~0.9)を比重の大きい順に並べると、「銅、鋼、コンクリート、木材」となります。この記述も正確です。

選択肢4. 鋼の丸棒が、その長さは同じで、直径が3倍になると、質量は9倍になる。

この記述は正しいです。 

質量は体積に比例し、体積は断面積に比例します。断面積は直径の2乗に比例するため、直径が3倍になると 断面積が9倍になり、質量も9倍になります。この記述は正しいです。

選択肢5. 物体の体積をV、その単位体積当たりの質量をdとすれば、その物体の質量Wは、W=V/dで求められる。

この記述は誤りです。 

質量 Wは、物体の体積 Vと単位体積あたりの質量(密度) dを掛け合わせて求めます。正しい式はW=v×dです。記述の「W=v/d」は誤りです。

まとめ

本問の正解は5番です。物体の質量を計算する際の式が誤って記述されています。 他の選択肢は、それぞれ正しい内容を示しており、物体の比重や質量に関する基本的な知識を正確に説明して います。

参考になった数0