クレーン・デリック運転士の過去問
令和5年（2023年）4月
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識問7

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問題

クレーン・デリック運転士試験　令和5年（2023年）4月クレーンの運転のために必要な力学に関する知識　問7 （訂正依頼・報告はこちら）

荷重に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

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この問題では、荷重に関する種類や作用についての正誤を確認し、適切な記述を特定します。

選択肢1. 荷重が繰返し作用すると、比較的小さな荷重であっても機械や構造物が破壊することがあるが、このような現象を引き起こす荷重を静荷重という。

この記述は誤りです。

繰返し作用する荷重によって機械や構造物が破壊される現象を引き起こす荷重は「動荷重」または「疲労荷重」と呼ばれます。静荷重は、時間に関係なく一定の力として作用する荷重であり、この記述は誤りです。

選択肢2. 片振り荷重は、大きさは同じであるが、向きが時間とともに変わる荷重である。

この記述は誤りです。

片振り荷重とは、荷重が一方向にのみ変化する荷重であり、向きが変化する荷重ではありません。向きが時間とともに変わる荷重は「交番荷重」に該当します。この記述は不正確です。

選択肢3. 荷を巻き下げているときに急制動すると、玉掛け用ワイヤロープには、圧縮荷重とせん断荷重がかかる。

この記述は誤りです。

荷を巻き下げている際に急制動すると、玉掛け用ワイヤロープには「引張荷重」が主に作用します。圧縮荷重やせん断荷重がかかるという記述は正確ではありません。

選択肢4. クレーンのフックには、主に圧縮荷重がかかる。

この記述は誤りです。

クレーンのフックには、主に「引張荷重」が作用します。圧縮荷重が主に作用するという記述は不適切です。

選択肢5. クレーンの巻上げドラムには、曲げ荷重とねじり荷重がかかる。

この記述は正しいです。

クレーンの巻上げドラムには、ワイヤロープの巻き取りに伴い「曲げ荷重」と「ねじり荷重」が作用します。この記述は正確です。

まとめ

本問の正解は5番です。クレーンの巻上げドラムには、ワイヤロープの動きに応じて曲げ荷重とねじり荷重がかかるため、この記述は適切です。他の選択肢は、荷重に関する用語や作用の説明に誤りが含まれています。

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