クレーン・デリック運転士 過去問
令和6年(2024年)10月
問32 (クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問2)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和6年(2024年)10月 問32(クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

図のように天井クレーンで質量4tの荷をつるとき、Bの支点が支える力の値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、クレーンガーダ、クラブトロリ及びワイヤロープの質量は考えないものとする。
問題文の画像
  • 16kN
  • 23kN
  • 27kN
  • 67kN
  • 95kN

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この過去問の解説 (2件)

01

力のモーメントに関する問題です。

それぞれの力が、両辺でつり合っている事が分かれば解きやすい問題となります。

選択肢2. 23kN

それぞれの支点にかかる力の合計はA+B=4,000×9.8=39.2kNとなります。

この2点はつり合っているので10×A=7×Bが成り立ちます。

ここでA=39.2-Bを左辺に代入すると

10×(39.2-B)=7×Bとなり

B=約23kNとなります。

まとめ

両辺がつり合っている状態での力の求め方は、良く出題される内容なので、しっかり理解しておきましょう。

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02

1つの物体に2つ以上の力が働いて、物体が動かないことを力がつり合っているといい、

計算式にて大きさを求めることができます。

選択肢1. 16kN

誤りです。

選択肢2. 23kN

正しいです。

平行力のつり合いは力のモーメントの公式より求めることができます。

当てはめると

10=B÷(A+B)×17

10=B÷(4×9.8)×17

B≒23.06  となります。

選択肢3. 27kN

誤りです。

選択肢4. 67kN

誤りです。

選択肢5. 95kN

誤りです。

まとめ

力のモーメントの公式(モーメント=力の大きさ×距離)を理解して、

柔軟に対応できるようにしておきましょう。

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