問題
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胆嚢炎の腹痛はどれか。
1 .
臍部痛
2 .
左腸骨窩部痛
3 .
右季肋部痛
4 .
左側腹部痛
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午前 問55 )
この問題では、胆嚢の場所が正確に思い出せるかがポイントになります。
臍部痛がみられるのは、腸炎、腹膜炎です。
左腸骨窩部痛がみられるのは、腸炎、S状結腸癌、糞塊、便秘、卵巣卵管腫瘍など女性器疾患です。
右季肋部痛がみられるのは、肝硬変、癌(胆嚢・胆管)、急性肝炎、肝癌などです。
左側腹部痛がみられるのは、左腎がん、大腸憩室症、潰瘍性大腸炎、S状結腸捻転、左鼠経ヘルニアなどです。
東洋医学の腹診とは必ずしも一致しないので、西洋医学的な腹診もしっかり把握しましょう。解剖学的な位置を参考に覚えるとイメージしやすいです。
正解は 右季肋部痛 です
胆嚢炎とは肝臓と膵臓の間にある胆嚢と呼ばれる臓器に炎症が起こります。
主な症状として発作的な右季肋部痛、場合によっては発熱などがあげられます。
臍部痛は慢性腸炎、急性腸炎、腹膜炎などで腹痛が発現します。
左腸骨窩部痛は大腸炎、慢性便秘、過敏性腸症候群、女性器疾患などで腹痛が発現します。
正解です。
右季肋部痛は胆嚢炎、肝疾患、胃十二指腸疾患、右腎疾患などで腹痛が発現します。
左側腹部痛は胃疾患(胃潰瘍、胃癌など)、左腎疾患、尿管の疾患などで腹痛が発現します。