問題
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下肢切断後の合併症で義足歩行訓練に有利に働くのはどれか。
1 .
浮腫
2 .
幻肢感覚
3 .
血腫
4 .
骨突出
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問11 )
下肢切断後の合併症には、
浮腫、幻肢感覚、血腫などがあります。
浮腫は、
皮下組織に余分な水分が貯留している状態です。
義足の装着に影響を及ぼしますので、
弾性包帯を使用するなどして予防します。
幻肢感覚とは、
切断された下肢がまだ残っていると感じる状態です。
幻肢の感覚と一致すると、
義足歩行訓練がスムーズに進む場合がありますので、
これが正解であると考えられます。
血腫は、
皮下で出血し血液が溜まった状態です。
血腫ができると、創の治りが遅れたり、
感染しやすくなったりしますので、
装具の装着に影響を及ぼします。
断端形成が進む過程で、
骨が突出する場合があり、
断端の皮膚トラブルや、
義足の不具合が生じることがあります。
下肢切断は、
事故後や壊死などがある場合に行われます。