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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第24回(2016年) 午後 問47

問題

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次の文で示す患者について、問いに答えよ。

「38歳の女性。3年前に関節リウマチを発症。手首と足首の頑固な固定性の痛みと腫れがある。天候が悪化すると症状が増悪することが多い。下腿のむくみを伴う。舌苔は白膩。脈は滑。」

本患者の病証はどれか。
   1 .
行痺
   2 .
着痺
   3 .
痛痺
   4 .
熱痺
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問47 )
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この過去問の解説 (3件)

1
患者の病証で長期化、慢性化している疼痛症状が出ています。

1.痺証の中で行痺は風痺と言われ疼痛部位は移動します。
2.着痺は湿痺と言われ、長期化しやすくしつこい痛みです。
3.痛痺は寒痺とされ疼痛部位は固定され強い痛みがあります。
4.熱痺は急速な変化があり寒熱夾雑の場合があります。

付箋メモを残すことが出来ます。
0

患者の女性は関節リウマチのため、

天候悪化に伴って悪化する、

手首と足首に固定性の痛みと腫れを抱え、

下腿にむくみも伴っています。

また、舌苔は白膩、脈は滑であることから、

湿邪の影響を受けていることがうかがわれます。

選択肢1. 行痺

行痺は、風痺ともいわれます。

風邪により生じ、遊走性の痛みを伴います。

選択肢2. 着痺

着痺は、湿痺ともいわれます。

湿邪により生じ、固定性の痛みを伴いますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢3. 痛痺

痛痺は、寒痺ともいわれます。

寒邪により生じ、強い痛みを伴います。

選択肢4. 熱痺

熱痺は、熱邪により生じ、

熱感や腫脹などとともに生じる痛みを伴います。

まとめ

痺症は、

邪気が経絡や関節を侵襲することにより生じます。

0
痺証はその体を侵襲している外邪によって、痛みが変わって来る症状です。

本例の症状には、天候が悪化で増悪、むくみ、舌苔が白膩、脈は滑という、【湿邪】による侵襲が強く現れています。

1 行痺は痺証のなかで、【風邪】が主として作用している状態で、痛みの遊走性(移動)が現れる事が特徴です。

2 着痺は痺証のなかで、【湿邪】が主として作用している状態で、固定痛性や天候で増悪が現れる事が特徴であり、正答となります。

3 痛痺は痺証のなかで、【寒邪】が主として作用している状態で、強い痛みが現れ、冷えを伴っている事が特徴です。

4 熱痺は痺証のなかで、【熱邪】が主として作用している状態で、痛みに発赤や腫脹、熱感が現れる事が特徴です。

痺証にはそれぞれが特徴的である証があるため、特徴と病証の関連付けで対応しましょう。

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