あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午後 問48
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問48 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す患者について、問いに答えよ。
「38歳の女性。3年前に関節リウマチを発症。手首と足首の頑固な固定性の痛みと腫れがある。天候が悪化すると症状が増悪することが多い。下腿のむくみを伴う。舌苔は白膩。脈は滑。」
本患者のリハビリテーションで最も適切なのはどれか。
「38歳の女性。3年前に関節リウマチを発症。手首と足首の頑固な固定性の痛みと腫れがある。天候が悪化すると症状が増悪することが多い。下腿のむくみを伴う。舌苔は白膩。脈は滑。」
本患者のリハビリテーションで最も適切なのはどれか。
- スクワット
- 重錘による筋力増強訓練
- 寒冷療法
- 最大可動域までのROM訓練
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この過去問の解説 (3件)
01
筋力増強訓練はゴムボールなどを使用します。
1.スクワットは疼痛や腫れがある場合は適していません。
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02
事例の女性は3年前から関節リウマチのため、
天候悪化に伴って悪化する、
手首と足首に固定性の痛みと腫れを抱え、
下腿にはむくみがあります。
また、舌と脈の様子から、
湿邪の証があらわれています。
スクワットは、
足首の痛みと腫れがありますので、
適切ではないと考えられます。
重錘による筋力増強訓練は、
関節に負担がかかるため、
適切ではないと考えられます。
寒冷療法は、
炎症の抑制や痛みの緩和などを目的に行われます。
3年前からの症状とのことですので、
炎症を伴う時期にはないと想定され、
適切ではないと考えられます。
関節リウマチでは、
最大可動域までのR O M運動を行い、
可動域制限の予防を図りますので、
これが正解であると考えられます。
関節リウマチに対する物理療法では、
炎症がない場合は温熱療法が行われます。
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03
リハビリテーションとして、非活動期の関節リウマチに対応するものが適切となってきます。
1 リウマチに対する筋力強化訓練は、関節に負担の少ない等尺運動が適切です。
スクワットは、過負荷によって悪化する可能性が高く、適していません。
2 重錘による筋力増強訓練は、大腿四頭筋へのアプローチが主であり、手首、足首に表れている症状に対して適していません。
3 寒冷療法は炎症が現れている場合は有効ですが、非活動期である事も含め、温熱療法の適用が適切となります。
4 最大可動域までのROM訓練は、患部の機能を維持するために行うもので適切であり、正答となります。
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