問題
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肩関節90度外転位で行う内旋が制限されている場合、考えられる罹患筋はどれか。
1 .
小円筋
2 .
肩甲下筋
3 .
棘上筋
4 .
小胸筋
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問49 )
肩関節を外転させる筋は、棘上筋、三角筋などです。
小円筋は、肩関節の外旋に作用する筋です。
肩関節90度外転位での内旋が制限されている場合は、
小円筋の伸縮性低下などが疑われますので、
これが正解であると考えられます。
肩甲下筋は、肩関節内旋の主動作筋です。
棘上筋は、肩関節の外転と外旋に作用します。
小胸筋は、肩甲骨の動きなどに作用します。
肩関節の運動について、
解剖をふまえて確認しておきましょう。
外転位で行う内旋が制限される場合、水平伸展作用がある小円筋が考えられます。
小円筋は肩関節外旋、水平伸展作用があります。
肩甲下筋は肩関節内旋、水平屈曲作用があります。
棘上筋は肩関節外旋作用があります。
小胸筋は肩甲骨下制、外転、下方回旋作用があります。
肩関節の運動に関する問題であり、動作筋の把握が重要になります。
90度外転位による内旋とあることから、水平伸展での動作が制限されていると考えられます。
小円筋は肩関節の外旋、水平伸展に働き、正答となります。
肩甲下筋は肩関節の肩関節内旋、水平屈曲に働きます。
棘上筋は肩関節の外転に働きます。
小胸筋は肩甲骨の下制、外転、下方回旋に働きます。