あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午後 問73
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午後 問73 (訂正依頼・報告はこちら)
けいれん性便秘に対して体性−自律神経反射を介した治療を行う場合、適切なデルマトームはどれか。
- C5-C8
- Th1-Th4
- Th7-Th11
- L1-L5
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この過去問の解説 (3件)
01
肝兪穴(足の太陽膀胱経)はTh9-Th10間、また足の厥陰肝経は第9及び第11肋骨部に入ります。
デルマトームと経絡図を比較しながら確認してみましょう。
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02
体性-内臓反射にもとづくけいれん性便秘の治療は、ストレス性である事も考慮し、交感神経遠心路を介して、内臓効果器へ伝える必要があります。
C5-C8は、頸神経叢へのアプローチとなります。
Th1-Th4は、胸神経へのアプローチとなります。
Th7-Th11は、交感神経を介して上腸間膜動脈神経節から、大腸へのアプローチとなり、正答となります。
L1-L5は、副交感神経を介して下腸間膜動脈神経節から、大腸へのアプローチとなります。
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03
けいれん性便秘は、
ストレスなどにより自律神経が過度に緊張し、
大腸が過剰に収縮、
糞便通過が障害されることによっておこる便秘です。
C5-C8は、 腕神経叢にあたります。
Th1-Th4 は、胸神経に相当します。
Th7-Th11からは、
交感神経が大腸に分布していますので、
これが正解と考えられます。
L1-L5からは、下肢の交感神経が分布しています。
体性-内臓反射は、
求心路が体性感覚神経、遠心路が自律神経となる反射です。
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