あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午前 問21

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午前 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

食道について正しいのはどれか。
  • 気管の前を通る。
  • 第4頸椎の高さで始まる。
  • 大動脈の前で横隔膜を貫く。
  • 左心房の高さに生理的狭窄がみられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 . 気管の前を通る。
食道は気管の後ろを通っています。

2 . 第4頸椎の高さで始まる。
食道は第6頸椎の高さで始まります。

3 . 大動脈の前で横隔膜を貫く。
食道は大動脈の前を通って横隔膜の食道裂孔を貫いているため正答です。

4 . 左心房の高さに生理的狭窄がみられる。
食道の生理的狭窄部は三か所です。
 1)食道の入り口(輪状軟骨の後ろ)
 2)気管分岐部の後ろ
 3)横隔膜を貫く所(食道裂孔)

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02

解剖学の教科書を見ながら確認しましょう。

選択肢1. 気管の前を通る。

食道の前に気管 後ろに脊柱があります。

選択肢2. 第4頸椎の高さで始まる。

第6頸椎の高さで始まります。

選択肢3. 大動脈の前で横隔膜を貫く。

正解です。

選択肢4. 左心房の高さに生理的狭窄がみられる。

生理的狭窄部は以下の3か所です。

食道入口部

大動脈弓・気管分岐部

食道裂孔部

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03

横隔膜は胸腔と腹腔を連絡する構造になっており、主に3つの孔があります。
 ①大動脈裂孔:第12胸椎の椎体前面にあり、下行大動脈と動脈周囲好肝神経叢、奇静脈、胸管などが通ります。
 ②食道裂孔:第10胸椎の高さにあり、大動脈裂孔の左前上方にあります。
食道と左右の迷走神経が通ります。
 ③大静脈孔:第8胸椎の高さで腱中心の右よりにあり、下大静脈が通ります。


1 頸部では前面から気管、食道、椎体の順に並びます。

2 食道は第6頚椎の高さで始まり、脊柱の前、気管の後ろを通って胸腔に入ります。

4 食道は3つの狭窄箇所があります。
  ①食道の入り口(輪状軟骨の後ろ)
  ②気管分岐の高さ(大動脈弓との交叉)
  ③横隔膜を貫くところ(食道裂孔)

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