あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午前 問54

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午前 問54 (訂正依頼・報告はこちら)

体温が持続的に高く、日内変動が1℃以上の熱型はどれか。
  • 稽留熱
  • 弛張熱
  • 間欠熱
  • 周期熱

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この過去問の解説 (3件)

01

熱型には以下のようなものがあります。
・弛張熱:体温が持続的に高く、日内変動が1℃以上です。
     敗血症、肝膿瘍、膠原病などでみられます。

・稽留熱:体温が持続的に高く、日内変動が1℃以内です。
     腸チフス、肺炎、髄膜炎などでみられます。

・間欠熱:日内変動が1℃以上あるが、低い時は正常体温まで下がります。
     弛張熱と同様に敗血症、肝膿瘍、膠原病でみられる他、悪性腫瘍、
     薬物障害などでみられます。

・波状熱:発熱期と無熱期(睡熟期)が不規則に繰り返します。
     ホジキン病などでみられます

・周期熱:発熱期と無熱期が規則的に繰り返します。
     マラリアでよくみられます。

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02

熱型は、

時間の経過による体温の変化を

分類したもので、

疾患により特有の経過がみられます。

選択肢1. 稽留熱

稽留熱は、体温が持続的に高く、

日内変動が1℃以内の熱型をいい、

重症肺炎や髄膜炎の際にみられます。

選択肢2. 弛張熱

弛張熱は、体温が持続的に37度以上で、

日内変動が1℃以上の熱型をいいますので、

これが正解であると考えられます。

敗血症や、多くのウイルス感染症などで

みられます。

選択肢3. 間欠熱

間欠熱は、

体温が37度以下になる時期があり、

日内変動が1℃以上ある熱型です。

回帰熱やマラリアなどの際にみられます。

選択肢4. 周期熱

周期熱は、

規則正しい周期で発熱を繰り返す熱型です。

マラリアなどの際にみられます。

まとめ

体温には1℃以内程度の日内変動があり、

午前2〜6時ごろが最も低く、

午後3〜8時にかけて高くなります。

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03

発熱は感染症・悪性腫瘍・膠原病・内分泌疾患・代謝性疾患・アレルギー性疾患など種々の病態で生じます。

【稽留熱(けいりゅうねつ)】

体温が持続的に高いが、日内変動が1℃以内のもの。

腸チフス・肺炎・髄膜炎・粟粒結核

【弛張熱(ちちょうねつ)】

体温が持続的に高いが、日内変動が1℃以上を超えるもの。

敗血症・肝腫瘍・膠原病

【間欠熱】

日内変動が1℃以上あるが、低いときには正常体温まで下がる熱型

弛張熱と同様。敗血症・肝腫瘍・膠原病

【波状熱】

発熱期と無熱期が不定期に来る状態

ホジキン病

【周期熱】

高熱期と無熱期が周期的に来る状態

マラリア

 

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