あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午前 問59
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午前 問59 (訂正依頼・報告はこちら)
疾患と治療装具の組合せで正しいのはどれか。
- 斜頸 ------------------- ボストンブレース
- 特発性側弯症 ----------- フォンローゼン装具
- 発育性股関節形成不全 --- リーメンビューゲル装具
- 先天性内反足 ----------- ミルウォーキーブレース
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この過去問の解説 (3件)
01
この方法は、乳児の先天性股関節脱臼の治療に用います。
1.斜頸 ------------------- ボストンブレース
斜頸には装具装着よりもグリソン牽引や頚の綿包帯による固定が大切になります。
側弯症治療には主にボストンブレース、ミルウォーキーブレースが用いられます。
2.特発性側弯症 ----------- フォンローゼン装具
突発性側弯症には「第7胸椎以上の高さだと、ミルウォーキーブレース」「第8胸椎以下の高さだと、アンダーアーム型ブレース」が主に用いられます。
先天性股関節脱臼には、リーメンビューゲル装具、フォン・ローゼン装具が用いられます。
4.先天性内反足 ----------- ミルウォーキープレース
先天性内反足には、デニス-ブラウン型副子を用います。
側弯症治療には主にボストンブレース、ミルウォーキーブレースが用いられます。
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02
装具には多数の種類があり、それぞれの疾患に適応した装具が用いられます。国家試験ではよく疾患と装具の組合せが出題されるので、その他の装具についても押さえておくと良いです。
小児にみられる斜頸の場合、1歳半までに8~9割が自然治癒が見込まれます。それまでに改善がみられない場合にのみ装具が用いられます。
ボストンブレースは側弯症に用いられる装具です。
側弯症に用いれれる装具の代表的なものに、ミルウォーキー型とアンダーアーム型ボストンタイプなどがあります。ミルウォーキー型は前後の支柱があり、上部胸椎の側弯矯正に効果があります。アンダーアーム型ボストンタイプは前後の支柱がなく、下部胸椎以下の側弯症に効果があります。
フォンローゼン装具は、発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)に用いられる装具です。
発育性股関節形成不全に用いられる装具には、リーメンビューゲル装具とフォンローゼン装具があります。なので、これが正解だと考えられます。
先天性内反足には、デニスブラウン装具を用います。
ミルウォーキーブレースは側弯症に用いられる装具です。
その他用いられる装具については以下の通りです。
コックアップスプリント:橈骨神経麻痺
ナックルベンダー:尺骨神経麻痺
対立装具(短対立装具、長対立装具):正中神経麻痺
頸椎カラー:頚椎症、頸椎捻挫
長下肢装具:脊髄損傷、脳性麻痺
短下肢装具:下垂足、片麻痺
足底板(足底装具):扁平足、変形性膝関節症など
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03
ボストンブレース:側弯症
フォンローゼン装具:先天性股関節脱臼(臼蓋形成不全)
リーメンビューゲル装具:発育性股関節形成不全
ミルウォーキーブレース:側弯矯正装具
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