あん摩マッサージ指圧師の過去問 第25回（2017年） 午後 問39

「40歳の男性。主訴は夜間の咳嗽。人間関係のトラブルから徐々に咳嗽が出現した。呼吸困難はなく、夜静かになると昼間のことが気になり、咳が出始めるが、痰は軽度。」

先ず、「咳嗽」というキーワードから、肺経が決まるので、「肺経と心経」と「肝経と肺経」が残ります。

肝経と心経の内、

「人間関係のトラブル、夜静かになると昼間の事がきになり、」というキーワードから、精神的なストレスがあることがわかるので、

ストレスに関する経絡として、肝経を選びます。

肝鬱は、ストレスによって自律神経が失調する症状となります。

よって、正解は、肝経と肺経

となります。

人間関係によるストレスは【肝経】を大きく侵襲します。
精神的な圧迫から【肝経】を侵襲したことにより咳嗽という【肺経の証】が現れているため、 4 . 肝経と肺経が正答となります。


1 . 肺経と心経
【心経の証】もストレスの影響を受けますが、めまいや動悸などが現れます。

2 . 心経と脾経
3 . 脾経と肝経
【脾経の証】は食欲不振や四肢無力などが現れます。

正解は４です。

主訴は、咳嗽のため肺経を治療します。
人間関係のトラブルから徐々に咳嗽が出現したことからストレスが考えられるため肝経を治療します。
よって正解は、4 . 肝経と肺経です。