あん摩マッサージ指圧師の過去問
第25回(2017年)
午後 問66

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第25回(2017年) 午後 問66 (訂正依頼・報告はこちら)

下腿のむくみを取り除く目的で下腿三頭筋にマッサージ施術を行う場合、最も適切な手技はどれか。
  • 母指軽擦法
  • 手掌間歇圧迫法
  • 四指持続圧迫法
  • 環状叩打法

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この過去問の解説 (3件)

01

手技の問題ですが、

施術対象となるのは、下腿三頭筋ということなので、

選択肢にある、

母指軽擦法

は、小さな部位への手技となるので、除外します。

さらに、施術目的が、むくみの除去ということなので、

選択肢にある、

持続圧迫や

叩打法も

違うとわかります。

よって、圧迫法である手掌間歇歇圧迫法を選択します。

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02

1 . 母指軽擦法は、母指の腹で手指・中手骨間などの比較的狭い部位の皮膚などへ持ちいる手技です。

2 . 手掌間歇圧迫法は、上肢または下肢に対して手掌によって圧迫を加えたあとに緩めることで血液やリンパの流れを促進する手技となります。
むくみへの効果が高いため正答となります。

3 . 四指持続圧迫法は、四指によって持続的に圧を加え、神経痛や患部のけいれんなどに対しての、鎮痛や鎮静を目的とした手技となります。
足が攣るなどの状態に用いることが多いです。

4 . 環状叩打法は、身体の表面をリズムよく打つことによって刺激を加えるものです。
表面の筋の興奮性を高めて血行を良くし機能を亢進させる手技となります。
麻痺した筋などを回復させるために用いることが多いです。

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03

正解は2です。

1 . 母指軽擦法は、手足の指、手背や足背の骨間など狭い部分に使い、血液やリンパ液の循環を促進させる手技です。

2 . 手掌間歇圧迫法は、手掌で上肢または下肢に対し、圧迫と弛緩を交互にすることにより血液、リンパの循環が良くなる手技です。むくみを取り除くのにも効果的です。よって正解です。

3 . 四指持続圧迫法は、神経筋系の機能抑制作用がある手技です。神経痛、痙攣など鎮痛、鎮痙効果があります。

4 . 環状叩打法は、上肢、下肢の血行を良くし、麻痺した筋肉の回復に役立つ手技です。

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