あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午前 問11

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

健康増進の考え方を提示したのはどれか。
  • アルマ・アタ宜言
  • ジュネーブ宜言
  • オタワ憲章
  • WHO憲章

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この過去問の解説 (3件)

01

オタワ憲章
WHOが提唱したヘルスプロモーションという「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することができるようにする過程」という考え方を提唱したものです。


1.アルマ・アタ宣言
  アルマ・アタ宣言は「プライマリ・ヘルス・ケア」を提唱したもので、「全ての人にとって健康が基本的人権であり、それを達成過程に住民の主体的な参加や自己決定を行う権利」を保証したものです。

2.ジュネーブ宣言
  ジュネーブ宣言は世界医師会総会で提唱された「医の倫理」を規定したものです。
  これは「ヒポクラテスの誓い」を現代化したものです。

4.WHO憲章
  健康についての定義を示したものです。
  これによると「健康とは身体的にも精神的にも社会的にも完全に良好な状態をいい、単に病気がないとか病弱でないということではない」と述べられています。

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02

すべての人の健康は、世界平和の基礎であるともいわれます。

選択肢1. アルマ・アタ宜言

アルマ・アタ宣言は、1978年に行われた

プライマリヘルスケアに関する国際会議で、

すべての人の健康を目指して採択されました。

選択肢2. ジュネーブ宜言

ジュネーブ宣言は、1948年に行われた

世界医師会第2回総会で採択されました。

医師の倫理について言及しています。

選択肢3. オタワ憲章

オタワ憲章は、1986年に行われた

第1回ヘルスプロモーションに関する国際会議で

採択されました。

アルマ・アタ宣言の目的をふまえ、

ヘルスプロモーションの基盤を示しています。

ヘルスプロモーションは、

健康増進に関するプロセスですので、

これが正解となります。

選択肢4. WHO憲章

WHO憲章は、

1948年にWHO(World Health Organization)設立時に

提示されました。

すべての人が、

可能な限り最高レベルの健康状態に到達することを

目的としています。

まとめ

日本では健康増進法が制定されており、

国レベルでも健康増進にとり組んでいます。

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03

正解は「オタワ憲章」です。

選択肢1. アルマ・アタ宜言

間違いです。

アルマ・アタ宣言とは、「全ての人々に健康を」というプライマリヘルスケアの定義を、明確に提唱したものです。

全世界の人々の医療の公平を目指しす考え方で、「健康増進」というキーワードからは、外れます。

選択肢2. ジュネーブ宜言

間違いです。

ジュネーブ宣言とは、「医師の倫理」に関する事柄を提示した宣言で、「健康増進」を提示したものではありません。

ジュネーブ宣言は、ヒポクラテスの誓いを現代版にアレンジしたものと言われています。

選択肢3. オタワ憲章

正解です。

1986年に、カナダのオタワで開催された「第一回ヘルスプロモーション国際会議」で採択された「健康づくり」のための憲章です。

憲章とは、重要な事柄の取り決めの事で、「規定」や「条約」と同義になります。

選択肢4. WHO憲章

間違いです。

WHO憲章とは、1948年にWHOを設立した時に、掲げた取り決めになります。

WHO憲章の中の、健康の定義「健康とは、完全な肉体的、精神的、社会的に良好な状態であり、単に疾病または病弱の存在しないことではない。」とされています。

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