あん摩マッサージ指圧師の過去問
第26回(2018年)
午前 問27

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第26回(2018年) 午前 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

核酸について正しいのはどれか。
  • RNAは二重らせん構造である。
  • RNA分子はDNA分子より大きい。
  • DNAは凝集して染色体を形成する。
  • 伝令RNAはアミノ酸をリボソーム上に運ぶ。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

細胞の核には個体の形成に関する全ての遺伝情報を持ったDNA(デオキシリボ核酸)が存在します。
DNAはタンパク質と複合した染色質のの形で核内に存在しています。
細胞分裂の際には凝集して染色体を形成します。


1.RNAは二重らせん構造である。
  RNAはDNAとは異なり、1本の鎖状の構造です。
  RNAには伝令RNA(mRNA)、運搬RNA(tRNA)、リボゾームRNA(rRNA)などがあります。

2.RNA分子はDNA分子より大きい。
  mRNAはDNAの情報の一部の塩基配列を写し取ったものなので、DNAより圧倒的に小さくなります。
  tRNAもmRNAの情報を元にタンパク質合成時に必要なアミノ酸を運搬する働き、rRNAもタンパク質合成の際の触媒として働くものであって、これらもDNAより圧倒的に小さくなります。

4.伝令RNAはアミノ酸をリボソーム上に運ぶ。
  アミノ酸をリボゾーム上に運ぶのは運搬RNA(tRNA)です。
  伝令RNAは(mRNA)はDNAから写し取った塩基配列を細胞核外に運ぶ働きです。

参考になった数1

02

デオキシリボ核酸(DNA)と

リボ核酸(RNA)を総称して核酸といいます。

選択肢1. RNAは二重らせん構造である。

二重らせん構造を持つのは、D N Aです。

R N Aは、ヌクレオチドが連なった構造

(ポリヌクレオチド)をとっています。

選択肢2. RNA分子はDNA分子より大きい。

RNA分子は、その構造から、

DNA分子よりも小さいことがわかります。

選択肢3. DNAは凝集して染色体を形成する。

染色体は、DNAが凝集したものですので、

これが正解であると考えられます。

選択肢4. 伝令RNAはアミノ酸をリボソーム上に運ぶ。

伝令RNAは、メッセンジャーRNAともよばれ、

タンパク質合成の鋳型としての役割を果たしています。

アミノ酸をリボゾームに運ぶのは、

転移(運搬)RNAです。

まとめ

核酸の構造やはたらきについて確認しておきましょう。

参考になった数0

03

核酸には、二重らせん構造のDNA(デオキシリボ核酸)と、一本鎖構造のRNA(リボ核酸)があります。

RNAには、mRNA(メッセンジャーRNA)、tRNA(トランスファーRNA)、rRNA(リボソームRNA)があります。

選択肢1. RNAは二重らせん構造である。

間違いです。

RNAは、二重らせん構造ではなく、一本鎖の構造です。DNAが、二重らせん構造となります。

選択肢2. RNA分子はDNA分子より大きい。

間違いです。

RNAの分子は、DNAの分子よりも大きくはありません。

選択肢3. DNAは凝集して染色体を形成する。

正解です。

DNAは、凝集して染色体を作ります。DNAが凝集するのは、細胞分裂時になります。

選択肢4. 伝令RNAはアミノ酸をリボソーム上に運ぶ。

間違いです。

伝令RNAはアミノ酸をリボソーム上に運びません。リボソームにアミノ酸を運ぶのは、tRNA(トランスファーRNA)です。

参考になった数0