あん摩マッサージ指圧師の過去問 第26回(2018年) 午後 問27
この過去問の解説 (3件)
経穴に関して、生体観察からその存在を明らかにしようとする現代科学的研究がされてきました。
圧痛点とは、手指で皮膚を圧迫すると疼痛を訴える部位で、皮下あるいは体腔内の病変の局在を示します。
撮診点とは、皮膚の知覚過敏がみられる部位のことです。なので、これが正解であると考えられます。
丘疹点とは、圧痛に引き続いて体表面に出現するとされている反応点のことです。
良導点とは、皮膚通電抵抗が低下する現象が、交感神経を介した反応により出現するものです。
他にも、エアポケット現象や、ヘッド帯、ボアスの圧痛点、小野寺の圧診点などの経穴現象があります。
正解は撮診点です。
×
圧痛点とは、体の一部を指先などで押したときに、
痛みを感じる点のことをいいます。
○
撮診点とは、皮下組織をつまみ上げて軽く圧迫した時に、
異常な知覚が発生する点のことをいいます。
内臓・体表反射が関連しています。
×
丘疹点とは、内臓体壁反射の反応が、
皮膚に現れる点のことをいいます。
丘疹点には、丘疹や紅斑がみられます。
×
良導点とは、体の状態が反映され、
皮膚の通電抵抗が低くなっている点のことをいいます。
正解は2です。
1 . 圧痛点は、皮膚を指で押した際に痛みがある部位のことをいいます。
2 . 撮診点は、成田夬助博士により紹介されたもので、皮下組織の反応をみる方法です。
これも内臓体壁反射としてあらわれるのもので、主として疾病のある臓器の存在する部の表層の皮下組織に反応があらわれてきます。
患者の皮下組織を母指と示指でつまみ、軽く圧を加えながら異常な知覚があるか否かを調べるものです。
よって正解です。
3 . 丘疹点は、藤田六郎医博が、内臓疾患の際、内臓体壁反射の皮膚にある反応点として、経穴と多く一致する点に、丘疹や紅斑があらわれることを発表したものです。
4 . 良導点は、医学博士中谷義雄氏が発表されたもので、一定の疾患に際して、皮膚上の一定部位に通電抵抗の低いところが出現します。
これはある系統を示し、この系統を良導絡といいます。
通電抵抗の低いポイントを良導点といいます。
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