あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問16

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

関節について正しいのはどれか。
  • 正中環軸関節は楕円関節である。
  • 顎関節は蝶形骨と下顎骨の間で形成される。
  • 胸鎖関節には関節円板がある。
  • 膝蓋骨は脛骨との間に関節面をもつ。

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この過去問の解説 (3件)

01

関節は2つ以上の骨が結合する部分で、

滑液が満たされた関節包に覆われています。

選択肢1. 正中環軸関節は楕円関節である。

正中環軸関節は、

頭の骨と脊椎との間にあります。

軸椎と環椎とで形成され、

左右に回旋する車軸関節であり、

1軸関節です。

楕円関節は、関節頭が楕円形をしており、

前後左右に動く、2軸関節です。

選択肢2. 顎関節は蝶形骨と下顎骨の間で形成される。

顎関節は、耳の前方にある関節で、

側頭骨と下顎骨の間にあります。

蝶形骨は、頭蓋底の中央にある骨です。

選択肢3. 胸鎖関節には関節円板がある。

胸鎖関節は、

胸骨と第1肋骨、鎖骨で構成される関節です。

関節円板がある関節ですので、

これが正解であると考えられます。

選択肢4. 膝蓋骨は脛骨との間に関節面をもつ。

膝蓋骨は、

大腿骨と脛骨で構成される膝関節にあります。

その関節面は、大腿骨との間にあります。

まとめ

1軸関節は、

ある特定の1軸を中心に動く関節です。

また、2軸関節は前後左右のように

直交する2軸を中心に動く関節です。

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02

1.正中環軸関節は楕円関節である。

正中環軸関節は環椎(第一頸椎)と軸椎(第二頸椎)で構成する椎間関節であり、歯突起を軸に一軸性に回転する車軸関節です。

楕円関節は関節頭が楕円状態の関節で、【橈骨手根関節】などの2軸関節です。

2.顎関節は蝶形骨と下顎骨の間で形成される。

顎関節は側頭骨の下顎顆と下顎骨の間で形成される関節です。

3.胸鎖関節には関節円板がある。

胸鎖関節には内部に関節円板があり、球関節に近い運動をするため、正答となります。

4.膝蓋骨は脛骨との間に関節面をもつ。

膝蓋骨は大腿骨顆との間に関節面をもちます。

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03

1.正中環軸関節とは環椎の歯突起窩と軸椎の歯突起の前関節面との間の関節であり、車軸関節です。
車軸関節には他に上・下橈尺関節があります。

2.顎関節は下顎骨の下顎頭と側頭骨の下顎窩との間の関節です。

3.関節円板がある関節は胸鎖関節と顎関節です。

4.膝蓋骨後面には大腿骨下端前面の膝蓋面と関節する関節面があります。

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