あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問46

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問46 (訂正依頼・報告はこちら)

失語症で言われたことが理解できないのはどれか。
  • 運動失語
  • 感覚失語
  • 伝導失語
  • 健忘失語

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この過去問の解説 (3件)

01

1.運動失語は前頭葉下部障害で、ブローカ失語ともよばれます。
理解力は保たれます。

2.感覚失語は側頭回後方障害で、ウェルニッケ失語ともよばれます。
言われたことが理解できません。意味不明言語が大量に出されます。

3.伝導失語は復唱が際立って障害されます。

4.健忘失語は変換の障害、内容の貧困化がみられます。

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02

失語症は、

言葉の読み書きや聞く、話すことに

何らかの障害がある状態です。

選択肢1. 運動失語

運動失語は、ブローカ失語ともよばれ、

運動性言語野の障害によって生じます。

相手の話していることが理解できても、

話すことが難しくなります。

選択肢2. 感覚失語

感覚失語は、ウェルニッケ失語ともよばれ、

感覚性言語野の障害により生じます。

流暢に話すことはできますが、

相手の話を理解できなくなりますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢3. 伝導失語

伝導失語は、

感覚性言語野と運動性言語野の連絡路である

弓状束が障害されると生じる失語です。

言葉を理解でき、発語も良好ですが、

言語表出が難しくなります。

特に、聞いたことを覚えておくことが

難しくなるため、

復唱が困難となります。

選択肢4. 健忘失語

健忘失語は、話を聞いて理解することや、

会話をすることも支障はないのに、

言いたい言葉が出てこなくなる失語です。

まとめ

全失語とは、

相手の言う言葉をほとんど理解ができず、

発話も全くないか、

無意味な一語を話すような、重篤な失語です。

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03

1.運動失語は、構音障害であり、言われたことはわかるが話すことができない状態です。

2.感覚失語は、言葉を理解することが出来ず、話す言葉は内容がでたらめとなってしまうもので、正答となります。

3.伝導失語は、音韻性錯語(聞いたことが間違って聞こえる)が頻発します。

音が間違っていることは自覚していますが、誤りを自己修正しようとして、どもるようなこともあります。

4.健忘失語は、聞く事も発語も可能ですが、出そうとする言葉がなかなか出てこないなどの比較的軽度な失語となります。

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