あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問52

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問52 (訂正依頼・報告はこちら)

体温の日内変動が1℃以上で最低体温が平熱まで下がるのはどれか。
  • 間欠熱
  • 稽留熱
  • 弛張熱
  • 波状熱

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この過去問の解説 (3件)

01

間欠熱→高熱と平熱を交互に繰り返す。

「悪性腫瘍」「マラリア」「薬物副作用」「回帰熱」

稽留熱→持続する高熱で、体温の日内変動は1度以内。

「髄膜炎」「腸チフス」「結核」「大葉性肺炎」

弛張熱→体温の日内変動が一度以上だが、37度以下には下がらない。

「敗血症」「腸チフス」「ウイルス性感染症」「化膿性疾患」「悪性腫瘍」「肺結核」「膠原病」

波状熱→有熱期と無熱期を不規則に繰り返す。

「腎結石」「ホジキン病」「マラリア」「ブルセラ」「淡道閉鎖」

周期熱→発熱を規則的に繰り返す。

「マラリア」

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02

1.間欠熱は、日内変動が1℃以上あるが、低いときには正常体温まで下がる熱型であり、正答となります。

腫瘍性疾患や、薬物の副作用で見られます。

2.稽留熱は、体温が持続的に高く、日内変動は1℃以内です。

腸チフス・肺炎・髄膜炎などで見られます。

3.弛張熱は、日内変動が1℃以上で37℃以下に下がらない状態です。

化膿性疾患・肝膿瘍・膠原病・敗血症などでみられます。

4.波状熱は、発熱期と無熱期が不規則に繰り返す熱型です。

ホジキン病やマラリアなどでみられます。

他にも『周期熱』があり、高熱期と無熱期が周期的に現われる熱型です。

マラリアやステロイド使用などでみられます。

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03

間欠熱:日内変動が1℃以上ありますが、低い時は正常体温まで下がります。
    弛張熱と同様に敗血症、肝膿瘍、膠原病でみられる他、悪性腫瘍、薬物障害でみられます。


2.稽留熱
  体温が持続的に高く、日内変動が1℃以内です。
  腸チフス、肺炎、髄膜炎などでみられます。

3.弛張熱
  体温が持続的に高く、日内変動が1℃以上です。
  敗血症、肝膿瘍、膠原病などでみられます。

4.波状熱
  発熱期と無熱期(睡熟期)が不規則に繰り返します。
  ホジキン病などでみられます。


周期熱
  発熱期と無熱期が規則的に繰り返します。
  マラリアでよくみられます。

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