あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問61

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問61 (訂正依頼・報告はこちら)

腰背部痛をきたしやすい疾患はどれか。
  • 肺梗塞
  • 膀胱炎
  • 尿管結石
  • 急性虫垂炎

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この過去問の解説 (3件)

01

腰背部痛を引き起こす内臓疾患としては、多種多様なものがあり、

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、腎盂腎炎、膵炎、胆嚢炎、また、腎結石や尿管結石でも「疝痛」と呼ばれる激しい背部痛を訴えます。

また、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患でも起こりえます。

さらに、上記の臓器における悪性腫瘍でも、腰背部痛が出現します。

内臓からの腰背部痛の特徴は、安静時痛です。

選択肢3. 尿管結石

激しい腰背部痛の「疝痛」が起こります。

選択肢4. 急性虫垂炎

右下腹部痛が顕著に認められます。マックバーネ点やランツ点を覚えておきましょう。

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02

1.肺梗塞は、肺塞栓などにより肺の血流が阻害されてしまい、肺細胞が壊死した際の状態で生命維持の危険があります。

症状としては胸痛や息切れ、めまいや失神が起こります。

2.膀胱炎は、膀胱の炎症で排尿時痛が多いです。

腎盂腎炎の際には背部痛も起こりますが、選択肢の中にもっと顕著なものがあります。

3.尿管結石は、腎臓から膀胱までの尿管に結石ができ、腰背部から下腹部に激しい放散痛が現れるため、正答となります。

4.急性虫垂炎は、嘔気や嘔吐を伴う右下腹部痛(マックバーネ点やランツ点)に現われます。

初期には上腹部痛も現れます。

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03

腰背部痛をきたしやすい疾患には、尿路結石、腎盂腎炎、水腎症などがあります。


1.肺梗塞
  胸痛をきたしやすい疾患には、帯状疱疹、胸郭内蔵機病変(肺炎、肺癌、気胸)、血管系病変(狭心症、心筋梗塞、心膜病変、心血管疾患、肺梗塞)などがあります。

2.膀胱炎
  下腹部痛をきたしやすい疾患には、急性膀胱炎、急性腸炎、睾丸の炎症、子宮外妊娠などがあります。

4.急性虫垂炎
  右下腹部痛をきたしやすい疾患には、急性虫垂炎、クローン病、右鼠径・大腿ヘルニアなどがあります。


他には
心窩部痛:食道炎、胃炎・十二指腸潰瘍、膵炎、急性心筋梗塞など
右季肋部痛:胆石症、急性肝炎など
左季肋部痛:急性膵炎、胃潰瘍、単純性イレウスなど
左下腹部痛:大腸憩室症、潰瘍性大腸炎、左鼠径・大腿ヘルニア、単純性イレウスなど

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