あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午前 問62

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午前 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄欠乏性貧血について正しいのはどれか。
  • 男性に多い。
  • スプーン状爪がみられる。
  • 大球性貧血となる。
  • 血清フェリチンは増加する。

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この過去問の解説 (3件)

01

鉄欠乏性貧血の症状としては、顔色不良、息切れ、動悸、めまい、頭痛、易疲労感、爪の変形(スプーン状爪)、舌炎、嚥下障害などがあります。


1.男性に多い。
  原因として鉄の供給低下や鉄の吸収不足、慢性の出血、需要の亢進などがあります。
  極端なダイエットや月経、子宮筋腫、妊娠などが原因となることが多く圧倒的に女性に多いです。

3.大球性貧血となる。
  大球性貧血となるのは巨赤芽球性貧血によるものです。
  巨赤芽球性貧血の症状としては、息切れ、動悸、めまい、易疲労、食欲不振、萎縮性舌炎(ハンター舌)、末梢神経障害、腱反射減弱、位置覚や振動覚の低下、知覚鈍麻、しびれなどがあります。

4.血清フェリチンは増加する。
  鉄欠乏性貧血の診断として、末梢血液検査で赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値の低下、フェリチンの減少などがあります。

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02

鉄欠乏性貧血は、月経過多や消化性潰瘍、悪性腫瘍などによる出血や、鉄吸収障害、食生活等が原因となります。

女性に多く、さじ状爪(スプーン状爪)がみられることがあります。特に妊娠女性は発症しやすくなります。

小球性低色素性の貧血となり、血清フェリチンは低下します。

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03

鉄欠乏性貧血は鉄の不足により赤芽細胞内のヘモグロビン合成が阻害されて起きる貧血です。

原因

・鉄供給の低下

・鉄の吸収不良

・慢性の出血による鉄の喪失(潰瘍・痔核・月経過多・子宮筋腫など)

・鉄需要の亢進(成長期・妊娠など)

1.男性に多い。

性差は女性に多いです。

2.スプーン状爪がみられる。

スプーン状爪は鉄欠乏によって起こる爪の変形であり、正答となります。

3.大球性貧血となる。

小球性低色素性貧血です。

4.血清フェリチンは増加する。

血清フェリチンと鉄血清は低下します。

総鉄結合性(TIBC)・不飽和鉄結合性(UIBC)が増加します。

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