あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午後 問41
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す患者の経脈病証に対して原穴に施術する際に正しいのはどれか。
「65歳の男性。普段から食欲があまりなく、食事をすると心下につかえを感じ、嘔吐することがあるが排便により症状は軽快する。舌の強ばりや尿閉もみられる。」
「65歳の男性。普段から食欲があまりなく、食事をすると心下につかえを感じ、嘔吐することがあるが排便により症状は軽快する。舌の強ばりや尿閉もみられる。」
- 太衝
- 衝陽
- 太渓
- 太白
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この過去問の解説 (3件)
01
足の太陰脾経の経絡走行上の病症は、前胸部、心下部、腋下の圧迫感、下肢内側の腫れ痛み、母趾の麻痺です。経絡関連病症は、腹部膨満感、嘔吐、軟便、下痢、全身の倦怠感です。
1 . 太衝は、足の厥陰肝経の原穴です。
2 . 衝陽は、足の陽明胃経の原穴です。
3 . 太渓は、足の少陰腎経の原穴です。
4 . 太白は、足の太陰脾経の原穴です。よって正解です。
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02
65歳の男性患者には、
普段から食欲があまりなく、
食事をすると心下につかえを感じる、
嘔吐することがあるが排便により症状が軽快する、
舌の強ばりや尿閉といった症状がありました。
太衝は、足の厥陰肝経の原穴です。
足の厥陰肝経の症状には、
肋骨部の腫れや痛み、腰痛などがあります。
衝陽は、足の陽明胃経の原穴です。
足の陽明胃経の症状には、
前胸部から足背にかけての痛みや、
鼻出血などがあります。
太渓は、足の少陰腎経の原穴です。
足の少陰腎経の症状には、
腰部や大腿内側の痛み、
食欲低下などがあります。
太白は、足の太陰脾経の原穴です。
男性患者の症状から、
足の太陰脾経の症状であるといえますので、
これが正解であると考えられます。
選択肢にあがっている原穴の
取穴位置についても確認しておきましょう。
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03
問題文の症例で、「食事をすると心下につかえを感じ、嘔吐することがあるが排便により症状は軽快する。舌の強ばりや尿閉もみられる。」ということから、
本症例は、脾経の症状と判断できます。
間違いです。
太衝は、足の厥陰肝経の原穴となります。
肝経の症状は、胸肋骨部の腫れや痛みがあり、怒りやすく、筋肉の痙攣が見られたり、腰痛や頭頂部痛などの症状がみられます。
間違いです。
衝陽は、足の陽明胃経の原穴となります。
胃経の症状は、顔面、頸部、胸部、乳部、腹部、大腿部、向う脛、足背部に現れ、消化不良や嘔吐、しゃっくり、発熱などの症状がみられます。
間違いです。
太谿は、足の少陰腎経の原穴となります。
腎経の症状は、足底、下肢内側、腹部、胸部、咽頭部、口腔内に現れ、浮腫やインポテンツ、腰痛、驚きやすいなどの症状がみられます。
正解です。
太白は、足の太陰脾経の原穴となります。
脾経の症状は、足の母指、下肢内側、腹部、胸部、腋下部、舌、心窩部に現れ、腹部膨満感や泥状便、倦怠感などの症状がみられます。
よって、「太白」が正解です。
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