あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午後 問51
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問51 (訂正依頼・報告はこちら)
肩関節を90度外転位で内旋動作をすると可動域制限とともに肩関節後面に牽引痛がみられる。罹患筋として最も適切なのはどれか。
- 三角筋
- 肩甲下筋
- 小円筋
- 大円筋
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この過去問の解説 (3件)
01
肩関節の90度外転位、内旋動作に伴い、
可動域制限と肩関節後面に
牽引痛がみられるとのことから、
罹患筋は、同条件下で外旋に
作用する筋であることが想定されます。
三角筋は、鎖骨、肩峰、肩甲棘を起始とし、
上腕骨三角筋粗面で停止します。
肩関節の屈曲・外転・伸展などに作用します。
肩甲下筋は、肩甲化窩を起始とし、
上腕骨小結節で停止します。
肩関節の内旋などに作用します。
小円筋は、肩甲骨該側縁を起始とし、
上腕骨大結節で停止します。
肩関節の外旋などに作用しますので、
これが正解であると考えられます。
大円筋は、肩甲骨下角を起始とし、
上腕骨小結節稜で停止します。
おもに肩関節の内旋などに作用します。
肩関節と周囲の筋について
振り返っておきましょう。
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02
症状において内旋動作によって肩関節後面に牽引痛がみられるということは、内旋動作に対する拮抗筋に硬化や拘縮が起きていると考えられます。
1.三角筋
三角筋は肩関節の内旋を補助するように働く筋です。
2.肩甲下筋
肩甲下筋は肩関節の内旋の主動作筋です。
3.小円筋
小円筋は肩関節の外旋に働く筋であり、内旋の拮抗筋となり、部位的にも適していると考えることができるため、正答となります。
4.大円筋
大円筋は肩関節の内旋・内転の主動作筋です。
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03
「肩関節を90度外転位で内旋動作」とは、肩関節のポジションの1st ポジション、2nd ポジション、3rd ポジションの3つのポジション測定の「2ndポジションでの内旋」にあたります。
小円筋は肩関節の外旋筋であるため、小円筋に障害があると牽引痛がみられます。
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