あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午後 問58
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問58 (訂正依頼・報告はこちら)
肩甲挙筋の緊張を有する肩こりに対して局所施術を行う場合、最も適切な治療穴はどれか。
- 身柱
- 風池
- 肩外兪
- 肩井
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この過去問の解説 (3件)
01
肩甲挙筋は、
第1〜4頚椎横突起を起始とし、
肩甲骨上角、肩甲骨内側縁上部で停止します。
身柱は、第3、第4胸椎棘突起間に取ります。
棘上靭帯、棘間靭帯の位置にあります。
風池は、
胸鎖乳突筋と僧帽筋の起始部の間、
陥凹部にとります。
胸鎖乳突筋、僧帽筋、頭板状筋、
頭半棘筋の位置にあります。
肩外兪は、第1胸椎棘突起下縁と同じ高さ、
後正中線の外方3寸に取ります。
僧帽筋および肩甲挙筋の位置にありますので、
これが正解であると考えられます。
肩井は、第7頚椎棘突起と
肩峰外縁を結んだ線上の中点に取り、
僧帽筋上にあります。
選択肢にあげられている経穴の取穴部位や
解剖について確認しておきましょう。
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02
局所施術の場合、その経穴に対応する解剖を見る必要があります。
1.身柱の解剖は、僧帽筋・頭板状筋・頭半棘筋です。
2.風池の解剖は、胸鎖乳突筋・僧帽筋・頭板状筋・頭半棘筋となります。
3.肩外兪の解剖は、僧帽筋・【肩甲挙筋】であり、正答となります。
4.肩井の解剖は僧帽筋となります。
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03
1 . 身柱は、第3・第4胸椎棘突起間に取ります。
2 . 風池は、乳様突起下端と瘂門穴との中間で、後髪際陥凹部に取ります。 頭板状筋、頭半棘筋上にある経穴です。
3 . 肩外兪は、第1・第2胸椎棘突起間の外3寸、肩甲骨上角の骨際に取ります。僧帽筋と肩甲挙筋上にある経穴です。よって正解です。
4 . 肩井は、肩髃穴と大椎穴を結ぶ線のほぼ中間で、乳頭線上に取ります。僧帽筋上にある経穴です。
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