あん摩マッサージ指圧師の過去問
第27回(2019年)
午後 問60
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第27回(2019年) 午後 問60 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「31歳の男性。主訴は腹痛と下痢。勤務時間が長く、ストレスが続いている。腹痛と腹部膨満感は排便により軽減する。噯気が多い。過敏性腸症候群と診断された。」
本症例で認める腹痛部位で最も適切なのはどれか。
「31歳の男性。主訴は腹痛と下痢。勤務時間が長く、ストレスが続いている。腹痛と腹部膨満感は排便により軽減する。噯気が多い。過敏性腸症候群と診断された。」
本症例で認める腹痛部位で最も適切なのはどれか。
- 心窩部
- 左季肋部
- 臍部
- 左下腹部
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この過去問の解説 (3件)
01
過敏性腸症候群とされていますので、腹痛部位も同症例に準拠しているといえます。
1.心窩部の痛みは、胃炎の際に現れやすい症状です。また、心筋梗塞の際にも激しい痛みとして表れる事があります。
2.左季肋部の痛みは、胃潰瘍や膵炎の際などに現れやすい症状です。
3.臍部の痛みは、虫垂炎の初期や、急性腸炎(小腸)などの際に現れやすい症状です。
4.左下腹部の痛みは、大腸憩室や過敏性腸症候群の際に発生しやすく、正答となります。
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02
31歳の男性患者の主訴は腹痛と下痢であり、
勤務時間が長く、ストレスが続いており、
腹痛と腹部膨満感は排便により軽減、
噯気が多い状況でした。
また、過敏性腸症候群と診断されていました。
胃をはじめとする消化器系や心疾患などの場合、
心窩部痛を生じることがあります。
膵炎などの場合、
左季肋部痛を生じることがあります。
腸炎や急性膵炎などの場合、
臍部に痛みを生じることがあります。
過敏性腸症候群は、
腸そのものには異常がないにもかかわらず、
腹痛や下痢、便秘を慢性的に繰り返す病気です。
左下腹部に痛みを生じることが多いとされていますので、
これが正解であると考えられます。
過敏性腸症候群は、下痢型、便秘型、
下痢と便秘が交互に現れる交代型に分類されます。
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03
過敏性腸症候群とは、腸に器質的な異常がないのにも関わらず、腸管の運動や緊張の亢進、分泌機能亢進により、便秘、下痢を繰り返したり、腹痛などの不定の胃腸症状を呈するものです。
症状は、便秘型、下痢型、交代制下痢があります。それぞれ便秘、下痢あるいは便秘、下痢を繰り返します。大部分は、腹痛、とくに左下腹部痛を伴い、排便、排ガスにより軽快することが多いです。
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