あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午前 問41

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

再生能力が最も高いのはどれか。
  • 神経細胞
  • 内皮細胞
  • 平滑筋細胞
  • 横紋筋細胞

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この過去問の解説 (3件)

01

身体組織は欠損時に、同種の組織によって補われ、元の状態に戻る能力を持っています。
外部刺激を受けやすい部分は単純な構造であるため再性能力が高く、逆に内部組織や複雑な構造のものは再生しにくくなっています。

1 .神経細胞
神経細胞は軸索の切断がおきると、細胞体が生き残っていれば変性が起きたのち、神経線維の再生が行われます。
ただし、中枢神経には再生能力が殆どありません。

2 .内皮細胞
内皮は外部からの刺激を受けやすく、再生能力は高いため、正答となります。

3 .平滑筋細胞
平滑筋細胞は内臓に使われる筋であり、再生能力は低くなっています。

4 .横紋筋細胞
横紋筋細胞は再生能力が殆どありません。

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02

再生とは、ある組織が欠損したとき、

残っている同じ細胞により補充され、

もとと同様の状態になることです。

選択肢1. 神経細胞

神経細胞のうち、

末梢神経細胞は再生能力がありますが、

中枢神経細胞は再生能力に乏しいとされています。

選択肢2. 内皮細胞

内皮細胞は血管などの内腔を覆う細胞です。

再生能力が高いもののひとつですので、

これが正解であると考えられます。

選択肢3. 平滑筋細胞

平滑筋細胞は、平滑筋を構成する細胞です。

再生能力が低い細胞とされています。

選択肢4. 横紋筋細胞

横紋筋細胞は、横紋筋を構成する細胞です。

再生能力が低い細胞とされています。

まとめ

内皮細胞のほか、結合組織細胞や、表皮細胞などは

再生能力が高いとされています。

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03

再生能力のない組織は、中枢神経と、神経細胞になります。

また、再生能力の乏しい組織としては、

骨格筋や、平滑筋などがあり、

再生能力の高い組織としては、

神経膠細胞や、末梢神経、内皮や表皮、結合組織などがあります。

選択肢1. 神経細胞

間違いです。

神経細胞は、神経によって、再生能力に違いがあります。

末梢神経や神経膠細胞には、再生能力はありますが、中枢神経には再生能力はありません。

選択肢2. 内皮細胞

正解です。

内皮細胞は、再生能力が高いです。

選択肢3. 平滑筋細胞

間違いです。

平滑筋は、再生能力はありますが、弱いです。

選択肢4. 横紋筋細胞

間違いです。

横紋筋も、再生能力はありますが、弱いです。

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