あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午前 問54

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問54 (訂正依頼・報告はこちら)

高熱が持続し、日内変動が 1 ℃以内なのはどれか。
  • 間欠熱
  • 弛張熱
  • 稽留熱
  • 周期熱

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この過去問の解説 (3件)

01

1 .間欠熱は、体温の変動が1℃以上あり、最低体温は平熱まで下がります。
【疑われる疾患】
・腫瘍
・薬物副作用

2 .弛張熱は、日内変動は1℃以上あり平熱まで下がりません。
【疑われる疾患】
・化膿性疾患
・敗血症

3 .稽留熱は発熱が持続し、日内変動は1℃以内であり正答となります。
【疑われる疾患】
・腸チフス
・肺炎

4 .周期熱は、熱変動1℃以上で規則正しい間隔で発熱を繰り返します。
【疑われる疾患】
・マラリア
・ステロイド熱

その他に、波状熱は発熱期と無熱期が不定期に繰り返します。
【疑われる疾患】
・ホジキン病
・マラリア

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02

正解は「稽留熱(けいりゅうねつ)」となります。

選択肢1. 間欠熱

誤りです。間欠熱(かんけつねつ)は1日の体温差が1℃以上で、高温と平熱が交互に出現します。

マラリアやスピロヘータ感染症の回帰熱などに見られます。

選択肢2. 弛張熱

誤りです。弛張熱(しちょうねつ)は1日の体温差が1℃以上で、37℃以下には下がらない熱型です。

敗血症、化膿性疾患、悪性腫瘍などで見られます。

選択肢3. 稽留熱

正解です。稽留熱(けいりゅうねつ)は1日の体温差が1℃以内で、38℃以上の高熱が持続する熱型のひとつです。

主な疾患に腸チフスや肺炎、髄膜炎などがあります。

選択肢4. 周期熱

誤りです。周期熱(しゅうきねつ)は、規則的な周期で発熱が起こる熱で、マラリアなどで見られます。

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03

正解は「稽留熱」です。

選択肢1. 間欠熱

間違いです。

間欠熱は、一日の発熱が平熱から1℃以上変動する状態が続きます。

マラリアや、尿路感染症などでみられます。

選択肢2. 弛張熱

間違いです。

弛張熱は、一日の発熱が1℃以上あり、平熱には戻らない状態が続きます。

マラリアや肺血症などでみられます。

選択肢3. 稽留熱

正解です。

稽留熱は、一日の発熱が1℃以内で、平熱には戻らず、継続する状態です。

腸チフスが代表的な疾患です。

選択肢4. 周期熱

間違いです。

周期熱は、一日の発熱が1℃以上あり、規則正しい周期で発熱を繰り返す状態です。

マラリアなどでみられます。

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