あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午前 問56
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問56 (訂正依頼・報告はこちら)
重症筋無力症について正しいのはどれか。
- 呼吸筋は障害されない。
- 症状は運動を反復すると悪化する。
- 四肢では遠位筋優位に筋力が低下する。
- 筋力低下は午前中に強く午後には軽快する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 .呼吸筋は障害されない。
呼吸筋も障害され、嚥下困難や呼吸困難が現れることがあります。
クリーゼ(急性増悪)へ移行することもあります。
2 .症状は運動を反復すると悪化する。
症状は運動の反復によって悪化するため、正答となります。
3 .四肢では遠位筋優位に筋力が低下する。
四肢では近位筋優意に筋力低下が現れます。
4 .筋力低下は午前中に強く午後には軽快する。
筋力低下は午前中は比較的症状が軽く、午後や夕方に症状が増悪します。
その他にも眼筋麻痺による眼瞼下垂や複視・閉眼不全などや、咬筋障害・頸部屈筋伸筋障害も現れます。
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02
重症筋無力症は、神経と筋肉がつながる場所(神経筋接合部)で伝達が阻害されるため、筋力低下や易疲労性、眼瞼下垂などの症状がおこる自己免疫疾患です。
アセチルコリン受容体に対する抗体が関与しています。
誤りです。重症化すると呼吸筋も障害され、呼吸困難を来たす場合もあります。
正解です。前述した通り、重症筋無力症では筋力低下と易疲労性が主徴となります。手足の運動などを反復することで筋肉が疲労し、力が入らなくなります。
誤りです。四肢では遠位筋よりも近位筋が優位に筋力低下し、たとえば整髪時や歯磨きのときなどに腕のだるさが認められます。
誤りです。筋力低下は午前中よりも午後や夕方に症状が出やすくなります。
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03
正解は「症状は運動を反復すると悪化する。」です。
間違いです。
呼吸筋も障害され、息が苦しいなどの症状がみられます。重症例では呼吸筋麻痺となることもあります。
正解です。
筋力が低下するため、運藤の反復は症状の悪化につながります。
間違いです。
四肢の筋力は近位筋に優位に低下し、上肢の挙上時の腕のだるさなどを訴えます。
間違いです。
症状は夕方に増悪するという日内変動の症状が特徴となります。
★その他、構音障害、嚥下障害や眼瞼下垂、複視などの症状がみられます。
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