あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午前 問64

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午前 問64 (訂正依頼・報告はこちら)

気管支喘息について正しいのはどれか。
  • 死亡率は若年者で高い。
  • 日中に症状が出やすい。
  • 成人では完治しない。
  • 吸気時に喘鳴を聴取する。

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この過去問の解説 (3件)

01

気管支喘息は気道の炎症であり、気管の狭窄と気管支腺の過剰分泌によって、肺機能に閉塞障害(1秒率の低下)をきたす疾患です。

1 .死亡率は若年者で高い。
死亡率は高齢者が高くなっています。

2 .日中に症状が出やすい。
気管支喘息は副交感神経優位である夜間時に多く、深夜から明け方に掛けてが症状の出やすい時間となります。

3 .成人では完治しない。
気管支喘息は完治せず、コントロールする疾患とされているため、正答となります。

4 .吸気時に喘鳴を聴取する。
喘鳴は呼気時に強く聴取されます。

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02

気管支喘息は、気道の炎症によって呼吸困難や咳を引き起こす疾患です。喘息発作は夜間から早朝にかけて起こりやすくなります。

選択肢1. 死亡率は若年者で高い。

誤りです。気管支喘息による死亡率は高齢者で多くなっています。

選択肢2. 日中に症状が出やすい。

誤りです。喘息発作は日中よりも副交感神経が優位になる夜間や早朝に多く、気道が狭くなることで咳き込みやすくなります。

選択肢3. 成人では完治しない。

正解です。現在の医療では気管支喘息の完治は不可能と言われています。薬物治療などで症状をコントロールしながら、発作が起こらないように生活を送ることが重要となります。

選択肢4. 吸気時に喘鳴を聴取する。

誤りです。喘鳴は呼気時に多く、狭くなった気道を空気が通るためにヒューヒュー、ゼーゼーという音がなります。

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03

気管支喘息は気道の慢性的な炎症により、気道の狭窄したり過敏になったりする疾患です。

アレルギーや喫煙、大気汚染など様々なリスク要因があります。

気管支喘息の主な症状は、

・咳嗽

・呼吸困難

・起坐呼吸

・喘鳴

などがおこります。

小児の場合には男児に多く、成人の場合は女性に多い傾向があります。

選択肢1. 死亡率は若年者で高い。

間違いです。

死亡率は高齢者の方が高くなります。

選択肢2. 日中に症状が出やすい。

間違いです。

日中ではなく、夜間に症状が強くなります。これは、副交感神経優位が要因となっています。

選択肢3. 成人では完治しない。

正解です。

成人では、完治はしません。

選択肢4. 吸気時に喘鳴を聴取する。

間違いです。

喘鳴は吸気時ではなく、呼気時に聴取されます。

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