「SOAP」とはカルテの記載ルールのひとつです。
S：患者が訴えていること・感じていることなど患者からの情報です。
O：医師や施術者など外からの情報 触診・聴診・望診から得られる情報です。
A：S・Oから得られた情報から導き出した病名・診断名・評価名です。
P：病名・診断名に対して行われることです。
「パラフィン浴」は治療方法のひとつなので「P」に記載します。
「スワンネック変形」は見た目の名称なので「O」に記載します。
「手指のこわばり感」は患者が感じていることなので「S」に記載します。
「機能障害分類クラス Ⅲ」は評価なので「A」に記載します。
病院や介護施設など他の医療業種の方たちと仕事する場合、このようなルールでカルテ等を記載していく事があります。
S O A P形式の記録は、問題思考型システムの記録方法で、
経過記録を記載する際に使用されます。
S O A Pそれぞれの意味は次のとおりです。
S（Subjective) : 主観的情報
O (Objective) : 客観的情報
A (Assessment) : 評価、診断
P (Plan) :（治療)計画
パラフィン浴は、
施術内容として計画に含まれますので、
Pに該当します。
スワンネック変形は、
患者の関節を観察したことから得られる情報なので、
Oに該当しますので、これが正解となります
手のこわばり感は、
患者が感じていることですので、
Sに該当します。
機能障害分類クラスⅢは、
リウマチの関節破壊の進行にともなって生じる
日常生活の障害を評価するものですので、
Aに該当します。
SOAPそれぞれの意味は、
具体例を交えると覚えやすくなるかと思います。
