あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午後 問46
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問46 (訂正依頼・報告はこちら)
痛みの評価法で、患者が想像できる最大の痛みを 10 とし、0 から 10 の 11 段階で現在の痛みの程度を評価する方法はどれか。
- カテゴリカルスケール
- フェイススケール
- ニューメリカルレイティングスケール( NRS )
- ビジュアルアナログスケール( VAS )
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この過去問の解説 (3件)
01
痛みを客観的に評価するための方法の問題です。
1:痛みなし~4:耐えられない痛み の4段階で痛みのレベルを評価します。
笑顔から泣き顔までの6段階の顔から今の状態に近い顔を選んでもらいます。
高齢者や子供など言葉が通じにくい場合に利用されます。
0(痛みなし)~10(最悪なレベルの痛さ)の11段階の中から今の痛みがどのレベルかを患者に数字で表現してもらいます。
左端に0(全く痛みなし)、右端に100(今までで一番強い痛み)の直線上で今の痛みがどのレベルかを指さしてもらい、それを左端からの距離で数値化します。
痛みは主観的な感覚なので数値化することで経過を追いやすくします。
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02
必要な、あるいは効果的なアプローチを行うため、
痛みを客観的に評価する指標がいくつか考えられています。
カテゴリカルスケール (VES)は、
3段階または5段階で痛みの強さを表す言葉を並べて、
その中から現在の痛みに相当するものを選んで、
痛みの評価をするものです。
フェイススケール(FPS)は、
6種類の異なる表情の顔の絵から、
現在の痛みに一番合うものを選び痛みの評価をするものです。
ニューメリカルレイティングスケール(NRS)は、
痛みを0から10の11段階に分けて、
痛みがない状態を0、考えられる一番痛い状態を10とし、
現在の痛みの程度を選んで評価するものです。
これが正解となります。
ビジュアルアナログスケール(VAS)は、
100mmの線の左端を痛みのない状態、
右端を考えられる一番痛い状態として、
今の痛みがどのあたりかを示してもらい、
左端からの長さで痛みを評価するものです。
痛みの評価は、
患者の訴えを客観的に把握し、
痛みの原因を探察することや、
痛覚閾値を測定することを目的としています。
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03
カテゴリカルスケールは痛みの強さを 軽度、中等度、高度などの3~4段階に分類し、 患者自身にその痛みがどの段階にあたるかを判断するものです。
2 .フェイススケール
フェイススケールは現在の痛みを「にっこり笑った顔」から「泣き顔」までの様々な段階を用意し、患者にどのぐらい痛むのかを示してもらい、痛みの度合を測るものです。
3 .ニューメリカルレイティングスケール( NRS )
ニューメリカルレイティングスケールは患者が感じている痛みを0~10段階の数字で評価するための指標であり、正答となります。
4 .ビジュアルアナログスケール( VAS )
ビジュアルアナログスケールは白紙に100mm の線を引き、左端を全く痛くない状態、右端を最高の痛みとしたとき、現在感じている痛みを、線を引いて示す方法です。
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