あん摩マッサージ指圧師の過去問
第28回(2020年)
午後 問59
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問59 (訂正依頼・報告はこちら)
スポーツ障害と局所施術の対象となる筋との組合せで正しいのはどれか。
- オスグッド病 ---------------- 大腿筋膜張筋
- 鵞足炎 ---------------------- 長内転筋
- フォアハンドテニス肘 -------- 長橈側手根伸筋
- シンスプリント -------------- 後脛骨筋
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この過去問の解説 (3件)
01
スポーツ障害は、
スポーツによってくり返し関節や骨などに力が加わることにより生じます。
オスグッド病は、大腿四頭筋が1つとなった膝蓋腱が
付着する部位である𦙾骨上端が剥離することで生じます。
局所施術の対象となる筋は、大腿四頭筋です。
大腿筋膜張筋は、股関節に作用します。
鵞足炎は、膝の内側下方、脛骨周囲に炎症を生じる疾患です。
縫エ筋、半腱様筋、薄筋の付着部であり、この部位を鵞足といいます。
局所施術の対象となる筋は、縫エ筋、半腱様筋、薄筋となります。
長内転筋は、股関節に作用します。
フォアハンドテニス肘は、上腕骨内側上果炎のことで、
前腕屈筋群の腱付着部の炎症です。
局所施術の対象となる筋は、前腕屈筋群となります。
長𣓤側手根伸筋は、
バックハンドテニス肘の際に施術対象となります。
シンスプリントは、脛骨のまわりにある骨膜の炎症によって、
すねの中央から、下方3分の1にかけて痛みが生じる疾患です。
後脛骨筋は、
ランニングなどにより過剰に負担がかかると炎症をおこす場合があり、
これが正解であると考えられます。
スポーツ障害では、筋や関節、神経の障害がみられるため、
病態とともに関連させて理解しておく必要があります。
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02
局所施術の対象とは、障害患部の原因となる筋肉です。
オスグットシュラッター病の局所施術としては、大腿四頭筋及び膝蓋腱となります。
鵞足炎とは、縫工筋腱、薄筋腱、半腱様筋腱の脛骨内側付着部での炎症なので、局所施術の対象となるのは、縫工筋、薄筋、半腱様筋ということになります。
フォアハンドテニス肘とは、前腕屈筋群による上腕骨内側上顆付着部での炎症で、局所施術の対象としては、前腕屈筋群となります。野球肘やゴルフ肘とも呼ばれています。
シンスプリントは、ヒラメ筋の内側部や後脛骨筋による脛骨内側壁の牽引による骨膜性の炎症なので、局所施術の対象としては、ヒラメ筋および後脛骨筋となります。
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03
オスグッド病は大腿四頭筋の柔軟性が低下し、脛骨粗面に負荷が掛かる疾患です。
そのため、治療対象は【大腿四頭筋】となります。
2 .鵞足炎 ---------------------- 長内転筋
鵞足炎は、鵞足は脛骨内側に位置し、縫工筋、半腱様筋、薄筋の付着部であり、その鵞の滑液包足に炎症が発生する疾患です。
そのため、治療対象は、【縫工筋】、【半腱様筋】、【薄筋】となります。
3 .フォアハンドテニス肘 -------- 長橈側手根伸筋
フォアハンドテニス肘は上腕骨内側上顆の炎症です。
そのため、治療対象は【橈側手根屈筋】・【尺側手根屈筋】・【長掌筋】・【円回内筋】となります。
4 .シンスプリント -------------- 後脛骨筋
シンスプリントは脛骨前外側および脛骨内側部に異常が生じやすい疾患です。
そのため、治療対象は【後脛骨筋】であり、正答となります。
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