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あん摩マッサージ指圧師の過去問 第28回(2020年) 午後 問60

問題

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次の文で示す症例について、以下の問いに答えよ。
「 41 歳の男性。2 か月前から大腿及び下腿後面、足底にかけて痛みが出現した。MRI 検査で椎間板ヘルニアと診断されている。SLR テスト陽性。」
身体診察で患側にみられる可能性が最も高いのはどれか。
   1 .
アキレス腱反射亢進
   2 .
ケンプ徴候陽性
   3 .
足関節底屈力の減弱
   4 .
足背部母趾側の触覚鈍麻
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第28回(2020年) 午後 問60 )
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この過去問の解説 (3件)

1
椎間板ヘルニアがあり、SLR テスト陽性ということで第4腰椎と第5腰椎の間、もしくは第5腰椎と仙骨の間の脛骨神経の神経根障害が起きていると考えられます。


1 .アキレス腱反射亢進は、中枢性の神経障害になります。

2 .ケンプ徴候陽性は、椎間板ヘルニアでも表れることもありますが、基本的には脊柱管狭窄症を知るためのテストです。

3 .足関節底屈力の減弱は、SLR テスト陽性によって大腿・下腿後方への障害が考えられ、正答となります。

4 .足背部母趾側の触覚鈍麻は、腓骨神経の神経根障害の際に現れる障害です。

付箋メモを残すことが出来ます。
0

MRI検査で椎間板ヘルニアとの診断がついていること、

SLRテストが陽性であること、

大腿〜下腿後面〜足底の痛みがあることから、

L5〜S1間のヘルニアであり、S1神経根障害が生じていると考えられます。

選択肢1. アキレス腱反射亢進

アキレス腱反射は、S1の障害がある場合に亢進しますが、

錐体外路障害の際にも亢進します。

選択肢2. ケンプ徴候陽性

ケンプ兆候は、椎間板の損傷を調べるテストです。

陽性の場合は、坐骨神経の走行部位に疼痛がみられますが、

脊柱管狭窄症の際も陽性になります。

選択肢3. 足関節底屈力の減弱

S1神経は腓腹筋を支配しています。

S1神経は腓腹筋を底屈させる筋ですので、

これが正解であると考えられます。

選択肢4. 足背部母趾側の触覚鈍麻

足背部母趾側の触覚鈍麻がみられるのは、

L4に障害がある場合です。

まとめ

障害された脊髄神経により、特徴的な症状がみられます。

解剖とともに確認しておきましょう。

0

MRIにて椎間板ヘルニアの所見があり、SLRも陽性、下腿後面と足底の痛みという事から、L5-S1椎間板ヘルニアで、S1神経根症状を伴っている椎間板ヘルニアと考えられます。

選択肢1. アキレス腱反射亢進

椎間板ヘルニアでは、腱反射の亢進はみられません。

選択肢2. ケンプ徴候陽性

ケンプ徴候では、腰部に限局した疼痛が出現すれば椎間関節症を疑い、下肢への放散痛やしびれなどが出現すれば、脊柱管狭窄症を疑います。

選択肢3. 足関節底屈力の減弱

L5-S1の椎間板ヘルニアによる神経根症状では、下腿三頭筋の筋力低下や、筋委縮がみられます。

選択肢4. 足背部母趾側の触覚鈍麻

知覚はL4が脛骨内側、L5が脛骨の外側、足底がS1です。

L5の固有領域である母趾と第2趾の間、また、S1固有領域である外果下方は覚えておくと良いでしょう。

本症例では S1の神経根症状を疑う為、下腿後面や足底部の知覚鈍麻が考えられます。

もしL4-L5椎間板ヘルニアで、L5の神経根症状が出現している場合には、

脛骨外側部や母指、特に、L5固有領域である母趾と第2趾の間の知覚鈍麻や疼痛が出現します。

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