あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午前 問46

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問46 (訂正依頼・報告はこちら)

浮腫の原因となるのはどれか。
  • 高尿酸血症
  • 肝硬変
  • 気管支喘息
  • 前立腺肥大症

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1、高尿酸血症は、血液中の尿酸値が高くなった状態です。

この状態が続くと関節滑膜に尿酸が沈着して痛風を引き起こします。

2、肝硬変は、慢性的な肝炎により、肝細胞が変性・線維化する終末像です。

門脈圧の亢進やナトリウムの再吸収の促進などで低アルブミン血症が起こり、浸透圧が低下すると腹水や浮腫などの症状が現れます。

3、気管支喘息は、気道に慢性炎症が起こり、呼吸が妨げられる病気です。

特に、明け方に症状が起こりやすいのが特徴で、発作的な咳、喘鳴、呼吸困難を引き起こします。

4、前立腺肥大症では、肥大した前立腺が尿道を圧迫し、排尿障害を起こします。

男性ホルモンが低下するにつれて進行しやすく、30代以上の男性によく見られます。

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02

浮腫は、細胞外液の間質液の増加によって起こります。

 

浮腫の原因としては、大きく4つあり、

 

1.心不全や、腎不全、妊娠時、静脈血栓などによる「毛細血管内圧の上昇」

2.炎症による「血管透過性の亢進」

3.腫瘍などによる「リンパ還流不全」

4.肝硬変や、ネフローゼ症候群による「血漿膠質浸透圧の低下」

 

このように、大きく4つに分けると、覚えやすいです。

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03

1 .高尿酸血症は痛風や腎不全の原因となります。

2 .肝硬変は、肝機能の低下と門脈圧亢進によって浮腫や腹水の原因となるため正答となります。

3 .気管支喘息では、痰の分泌や咳嗽が現れます。

4 .前立腺肥大症は、排尿障害などが起こります。

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