あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午前 問48

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問48 (訂正依頼・報告はこちら)

骨粗鬆症について正しいのはどれか。
  • 骨と類骨の成分比では類骨の割合が多くなる。
  • 骨量は減少する。
  • 血液生化学検査ではALPが高値を示す。
  • 正常骨量は年齢により変化しない。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

骨粗鬆症は、
原発性(閉経後や、加齢によるもの)
続発性(バセドウ病、クッシング症候群、ステロイド性など)
先天性(骨形成不全、マルファン症候群など)
に分けられますが、ほとんどが、原発性によるものです。

 

このうちの原発性の骨粗鬆症の、

老人性骨粗鬆症では、
骨形成力が落ちるため、
骨の吸収と、形成のバランスは、
骨吸収の方へ傾きます。
そのため、骨量が減少した状態となります。

 

また、閉経後の女性ホルモン低下による骨粗鬆症では、
エストロゲン(骨吸収を抑制する働きがある)が少なくなるために、
老人性とは違い、
骨吸収力が上がり、
骨形成が追いつかないために、
骨量が減少します。

 

骨折の好発部位としては、
上腕骨近位部骨折、橈骨遠位端部骨折、脊椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折があります。

参考になった数0

02

正解は2です。

1、類骨の割合が多くなるのは、骨軟化症です。

2、骨形成の抑制、あるいは骨吸収の過剰により、骨量は減少します。

3、骨形成マーカーである骨型ALP(=BAP)が骨粗鬆症により増加することで、僅かにALPが増加することもありますが、骨粗鬆症において着目されるのはBAPそのものです。

4、正常骨量は年齢により変化します。しかし骨粗鬆症の基準としてはYAM(若年成人平均)が用いられます。

参考になった数0

03

1 .骨と類骨の成分比では類骨の割合が多くなる。

骨と類骨の比率は正常ですが、骨量の減少が起きます。

2 .骨量は減少する。

骨量は減少するため正答となります。

3 .血液生化学検査ではALPが高値を示す。

血液生化学検査でALPは多くの場合正常です。

4 .正常骨量は年齢により変化しない。

正常骨量は年齢とともに減少していきます。

参考になった数0