問題
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発疹で直径10~20mm程度の限局性隆起性の皮膚変化はどれか。
1 .
丘疹
2 .
結節
3 .
紅斑
4 .
鱗屑
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問57 )
1.丘疹は、皮膚の一部が隆起するもので5mm未満の小さなものとなります。
2.結節は、皮膚の一部が隆起するもので、5mm以上、30mm未満のものであり、正答となります。
3.紅斑は、皮膚の一部が変色するもので、真皮の血管拡張によって紅くなったものです。
4.鱗屑は、角質がぶ厚くなり、多くの角質細胞が一つの塊となって、鱗状の白色片を形成したものです。
また、皮膚の一部が隆起するもので、30mm以上のものは腫瘤となります。
発疹とは、視認できる皮膚の異常を指します。
1、丘疹・・・×
10mm以下の限局性隆起性発疹です。
2、結節・・・○
10〜20(30)mmの限局性隆起性発疹です。さらに30mmを超えるものは「腫瘤」と呼ばれます。
3、紅斑・・・×
皮膚に赤い斑が見られる状態です。主に毛細血管の拡張により炎症が起こります。
4、鱗屑・・・×
皮膚の角質が脱落する状態です。いわゆるフケに当たります。
発疹には、
一次的な発疹としての、原発疹と、
二次的な発疹としての、続発疹があります。
原発疹には、
色の変化である「斑」
紅斑、紫斑、白斑、黒色斑、カフェオレ斑など
隆起の様相の違う
丘疹(2~10㎜)
結節(1~3㎝)
腫瘤(3㎝以上)
膨疹(蕁麻疹)
袋状となった
水疱
嚢胞
嚢腫
などがあります。
また、
続発疹には、
鱗屑(りんせつ)→フケのこと
痂皮(カポジ水痘様発疹)
アフタ(単純ヘルペス、ベーチェット、手足口病など)
びらん(皮膚の浅い欠損で、このびらんが深くなると潰瘍となります。)
などがあります。