あん摩マッサージ指圧師の過去問 第29回(2021年) 午前 問59
この過去問の解説 (3件)
1、梅毒・・・×
梅毒は梅毒トレポネーマという細菌が原因です。粘膜同士の接触で感染しますが、稀に感染者の体液や血液に触れることで粘膜や皮膚の傷口を通して感染するケースも報告されています。
ワクチンはありませんが、ペニシリン系の抗菌薬投与での治療が可能です。
2、デング熱・・・○
デングウイルスによる感染症です。ネッタイシマカという蚊によって媒介され、重症化するとデング出血熱と呼ばれます。
現在有効な治療薬はなく、対症療法が主な処置となります。
3、マラリア・・・×
マラリア原虫が原因となる感染症です。ハマダラカという蚊を媒介して感染します。
ワクチン接種や渡航前の抗マラリア剤の予防内服が有効です。
4、ジフテリア・・・×
ジフテリア菌という細菌がくしゃみなどの飛沫から鼻や喉の粘膜に感染して発症します。
感染力は強いですが、ワクチン接種が有効で、日本では乳幼児期からの予防接種を強く推奨しています。
ウイルス感染症は、
呼吸器感染症として、
インフルエンザウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、ライノウイルスなど
消化管感染症として、
ノロウイルス、ロタウイルスなど
発疹性感染症
麻疹ウイルス、風疹ウイルス、水痘ウイルス、人ヘルペスウイルス、コクサッキーウイルス(手足口病)
肝感染症として、
A,B,C,D,E肝炎ウイルス、エプスタインバーウイルス、黄熱ウイルス、サイトメガロウイルスなど
その他
日本脳炎ウイルス、ポリオウイルス、ヒトパピロマウイルス、ムンプスウイルス、デングウイルスなど
が挙げられます。
トレポネーマです。
正解です。
原虫です。
菌になります。
1.梅毒は、トレポネーマの感染による性感染症です。
2.デング熱は、蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症であり、正答となります。
3.マラリアは、マラリア原虫による感染症です。
4.ジフテリアは、ジフテリア菌による細菌感染です。
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