問題
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脳卒中片麻痺患者の歩行訓練で使用するのはどれか。
1 .
頸椎装具
2 .
対立装具
3 .
下腿義足
4 .
短下肢装具
( あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午前 問68 )
脳卒中による片麻痺患者の歩行訓練では、
装具を使用して実施する場合があります。
頸椎装具は、頸部に用い、
頚椎にかかる頭部の重さの負担を軽減します。
対立装具は、
母指と他の指とを対立位に保つ装具です。
下腿義足は、膝から下の下腿を失った際に
その機能を補うために使用するものです。
短下肢装具は、
下腿から足部にかけて装着する装具です。
尖足や関節拘縮の予防などに効果があり、
これが正解であると考えられます。
脳卒中による片麻痺患者の歩行訓練では、
歩行に必要な筋力回復のためのアプローチも
行われます。
1.頸椎装具は、頸椎損傷などで頸部を固定する際に用いられます。
2.対立装具は、母指対立装具が一般的で正中神経麻痺の際に用いられます。
3.下腿義足は、膝蓋腱部で体重を支える義肢で、下肢切断の際に用いられます。
4.短下肢装具は、脳卒中で下腿の筋力が弱くなり、下垂足が起きた際に用いられるため、正答となります。
1、頸椎装具・・・×
頸部の外傷や疾患で用いられます。頸椎固定や後頭部の支持のほか、前後の動きを制限するものや、左右の回旋を制限するものなど、いくつもの種類があります。
2、対立装具・・・×
母指と他の指とを対立の位置に固定する装具です。脳卒中片麻痺患者に用いられますが、歩行訓練では使用されません。
3、下腿義足・・・×
義足ですので歩行訓練のための装具とは異なります。
4、短下肢装具・・・○
歩行訓練に装具が必要な場合は、長下肢装具もしくは短下肢装具を用います。膝折れの有無でどちらを選択するかが判断されます。