問題
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虚労とは心身が虚した状態で、疲れているものであり、生命力の衰えが考えられます。
1 .心下痞鞕は、みぞおちが自覚的につかえ他覚的にも抵抗感がある状態であり、心・心包の病変で現れます。
2 .胸脇苦満は、李肋下部に充満感があり、肋骨弓に指を入れようとしても圧痛があって入らないもので、肝・胆の病変で現れます。
3 .少腹急結は、下腹に抵抗や硬結が現れるもので、於血の際に現れます。
4 .裏急は、腹裏がひきつることを言い、虚労の際に現れるため、正答となります。
虚労は、心身の著しい疲労により、
生命力も低下している状態です。
心下痞鞕は、心窩部につかえる感じがあり、
触診でも抵抗感を感じる状態です。
胸脇苦満は、季肋部周辺に張りや痛みがある状態です。
少腹急結は、下腹部に硬結を認める状態です。
裏急は、腹部のひきつれる感じがする状態です。
虚労の際にみられる症状のひとつですので、
これが正解であると考えられます。
飲食の不摂生などが虚労の原因となります。
1.心下痞・・・×
心下部に自覚的なつかえ感を呈し、腹証は抵抗感を認めます。
2.胸脇苦満・・・×
肋骨弓の下部付近に圧痛や抵抗を認めます。
3.少腹急結・・・×
瘀血で見られる所見です。下腹に圧痛や硬結を認めます。
4.裏 急・・・○
虚労で見られる所見です。腹直筋の緊張が強く認められ、下腹部にまで及ぶもので、拘攣とも言います。