あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午後 問30
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
脊椎分離すべり症の経過観察記録においてSOAP形式で記録する場合、Oに該当するのはどれか。
- 鈍い腰の痛みがある。
- マイヤーディング分類3度である。
- 脊椎の階段状変形がみられる。
- コルセットによる固定をする。
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この過去問の解説 (3件)
01
SOAP形式で記録するとは、
S-Subject/主観的データ
患者や家族の話
「鈍い腰の痛みがある」
O-Object/客観的データ
検査や視診などで得た情報
「脊椎の階段状変形がみられる」
A-Assessment/評価
SとOから考えられる評価
「マイヤーディング分類3度である」
P-Plan/計画
アセスメントから考えられるケアプランや治療計画
「コルセットによる固定をする」
と、いうことです。
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02
SOAP形式とは、対象者の経過をカルテなどに記録するときの記入方法のひとつです。
それぞれの意味は以下となります。
・S(subjective):主観的情報
・O(objective): 客観的情報
・A(assessment): 評価
・P(plan): 計画(治療)
1.鈍い腰の痛みがある。
S(subjective):主観的情報にあたります。
2.マイヤーディング分類 3 度である。
マイヤーディング分類とは脊椎分離すべり症において、下位椎体の上面を4等分し、前にすべった椎体がどの位置にあるのかを確認する方法です。
XP撮影による評価であり、A(assessment): 評価に該当します。
3.脊椎の階段状変形がみられる
XP撮影による、O(objective): 客観的情報に該当するため、正答となります。
4.コルセットによる固定をする。
診断を下したのちの処置・P(plan): 計画(治療)となります。
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03
S O A P形式とは、経過観察記録を書く形式の一つです。
Sは主観的データ、
Oは客観的データ、
Aはアセスメント、
Pは計画(治療)
をさしています。
×
「鈍い腰の痛みがある」という情報は、
施術を受ける方の訴えに当たるので、
主観的データ(S)と考えられます。
×
マイヤーディング分類では、
脊椎分離すべり症の重症度を、
レントゲン写真を元に評価したものです。
したがって、アセスメント(A)に該当すると考えられます。
○
脊椎の階段状変形はレントゲン上などで認められる、
客観的データ(0)に該当すると考えられます。
×
「コルセットによる固定」は、
腰椎分離滑り症であり、
その重症度をアセスメントした結果行う計画・治療(P)に
相当すると考えられます。
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