あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午後 問32

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

菱形筋の緊張を有する肩こりに対して局所施術を行う場合、最も適切な経穴はどれか。
  • 風門
  • 天宗
  • 肩中兪
  • 膈兪

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この過去問の解説 (3件)

01

菱形筋は、第6頸椎から第4胸椎棘突起、

肩甲骨内側縁にあります。

選択肢1. 風門

「風門」は、

第2・第3胸椎棘突起間の外1寸5分に取ります。

僧帽筋、菱形筋、脊柱起立筋が関与する経穴です。

選択肢2. 天宗

×

「天宗」は、

棘下窩のほぼ中央に取ります。

棘下筋の中にある経穴です。

選択肢3. 肩中兪

×

「肩中兪」は、

第7頚椎と第1胸椎棘突起間の外2寸に取ります。

僧帽筋、肩甲挙筋が関与する経穴です。

選択肢4. 膈兪

×

膈兪は、

第7・第8胸椎棘突起間の外1寸5分に取ります。

僧帽筋に関与します。

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02

菱形筋は、小菱形筋と大菱形筋に分かれていて、

小菱形筋は、第6・7頸椎の棘突起から肩甲骨内側縁(肩甲棘上方)

大菱形筋は、第1・2・3・4胸椎の棘突起から、肩甲骨内側縁(肩甲棘下方)

に起始停止を持つ筋肉で、
肩甲骨内側部を覆っている筋肉です。

選択肢1. 風門

僧帽筋、菱形筋、脊柱起立筋に位置する為、正答となります。

選択肢2. 天宗

棘下筋に位置します。

選択肢3. 肩中兪

僧帽筋と肩甲挙筋に位置します。

選択肢4. 膈兪

僧帽筋と脊柱起立筋に位置します。

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03

正解は1です。

各経穴の対応する筋肉は以下のとおりです。

1→僧帽筋、菱形筋、脊柱起立筋

2→棘下筋

3→僧帽筋、肩甲挙筋

4→僧帽筋、脊柱起立筋

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