あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午後 問40
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
アイヒホッフテスト陽性の患者に対し、施術対象となる最も適切な筋はどれか。
- 尺側手根伸筋
- 長橈側手根伸筋
- 短母指伸筋
- 総指伸筋
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この過去問の解説 (3件)
01
アイヒホッフテスト(Eichhoff test)は、
ドケルバン症候群(de Queruvan)のテスト法で、
長母指外転筋腱と、短母指伸筋腱を通す第一区画の手関節部の腱鞘炎の有無の判断に有効なテスト法になります。
フィンケルシュタインテスト(Finkelstein)も、
同じ症候群に対してのテスト法なので、一緒に覚えておきましょう。
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02
正解は3です。
アイヒホッフテストとは、拇指を握り込んだ状態で手首を尺屈させ
手関節の橈側に疼痛が発生するかを診るテストです。
(以前はフィンケルシュタインテストと呼ばれていました)
このテストが陽性で疑われるのはドケルバン病で
短拇指伸筋腱と長拇指外転筋が関与します。
各選択肢については、以下のとおりです。
1→×
2→×
3→〇
4→×
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03
アイヒホッフテストは、
ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)の診断に
用いられるテストです。
ドケルバン病は、
短母指伸筋腱、長母指伸筋腱と
それらが通る腱鞘に炎症が起こる病気です。
×
尺側手根伸筋は、
上腕骨外側上顆からはじまり、
第5中手骨底(背側)で停止します。
×
長橈側手根伸筋は、
上腕骨外側上顆から開始し、
第2中手骨底(背側)で停止します。
○
短母指伸筋は、
橈骨の遠位後面からはじまり、
母指の基節骨底(背側)で停止します。
上記のとおり、
アイヒホッフテストは、
この筋に関連する
短母指伸筋腱の炎症を示唆します。
×
総指伸筋は、
上腕骨外側上顆から開始し、
第2〜5指の中節骨と末節骨底(背側)で停止します。
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