あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午後 問44
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問44 (訂正依頼・報告はこちら)
モーレイテストが陽性となる患者に対する局所施術部位として適切な筋はどれか。
- 僧帽筋
- 斜角筋
- 胸鎖乳突筋
- 小胸筋
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この過去問の解説 (3件)
01
斜角筋のテスト法としては、
モーリーテスト(斜角筋)
アレンテスト(斜角筋、小胸筋)
ハルステッドテスト(斜角筋、肋鎖間隙)
アドソンテスト(斜角筋)
などがありますが、
これらのテスト法は、
主に、胸郭出口症候群のテスト法としても行われます。
これらの他に、
ライトテスト(小胸筋)
エデンテスト(肋鎖間隙)
などのテスト法もあります。
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02
正解は2です。
モーレイテスト(モーリーテスト)は肋鎖間隙の狭小があるかどうかみるテストで
斜角筋の緊張が影響します。
頚肩腕症候群や神経根症でも陽性になる場合があります。
各選択肢については、以下のとおりです。
1→×
2→〇
3→×
4→×
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03
モーレイテスト(モーリーテスト、モーレーテスト)は、
鎖骨上窩の斜角筋部を4指で圧迫します。
胸郭出口症候群の場合、
圧痛や放散痛が生じ、陽性となります。
×
僧帽筋は、
後頭骨と項靭帯からはじまり、
鎖骨の外側1/2で停止する筋です。
○
斜角筋は、
前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋の3つの筋からなります。
前斜角筋と中斜角筋で形成される
斜角筋隙を腕神経叢が通過しており、
筋が神経叢を圧迫することにより
胸郭出口症候群の症状である
上肢痛や上司のしびれなどを呈します。
×
胸鎖乳突筋は、
胸骨柄、鎖骨近位部からはじまり、
側頭骨の乳様突起で停止する筋です。
×
小胸筋は、第3・4・5肋骨の前面からはじまり、
肩甲骨の烏口突起で停止する筋です。
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