あん摩マッサージ指圧師の過去問
第29回(2021年)
午後 問61

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第29回(2021年) 午後 問61 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文で示す症例について、以下の問いに答えよ。

「30歳の女性。主訴は胸やけ。食後や夜間に口に酸っぱいものがこみ上がってくる。胃内視鏡検査で食道のびらんを指摘された。前脛骨筋に緊張と圧痛を認める。」

生活指導として最も適切なのはどれか。
  • 高脂肪食を摂る。
  • 水分を多めに摂る。
  • 体幹の前屈姿勢で休息する。
  • 就寝前の食事を控える。

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この過去問の解説 (3件)

01

胸やけがあり、食道びらん、前脛骨筋の緊張と圧痛ということから、

胃食道逆流症(GERD)の症状とわかります。

 

高脂肪食を避け、水も飲みすぎず、前屈姿勢も避け、就寝前の食事も控えます。

 

原因として、下部食道括約筋の筋力低下、肥満や衣類による持続した締め付け、脂肪の撮り過ぎ、飲酒や、その他、食道裂孔ヘルニアによるものもあります。

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02

主訴が胸焼けで、

食後や夜間に口に酸っぱいものが込み上げてくること、

胃の内視鏡で食道のびらんを指摘されたことから、

逆流性食道炎であることが考えられます。

選択肢1. 高脂肪食を摂る。

×

このような場合は、高脂肪食は控えるようにします。

選択肢2. 水分を多めに摂る。

×

事例の場合は、

水分を多めに摂ると、

食道括約筋が緩んで、

胃液が逆流しやすくなることがあります。

選択肢3. 体幹の前屈姿勢で休息する。

×

前屈姿勢を取ると、

胃が圧迫され、

胃液が逆流しやすくなります。

選択肢4. 就寝前の食事を控える。

食事を取ることで、胃液が産生されます。

また、臥床することで、逆流しやすくなりますので、

就寝前の食事は控えるようにします。

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03

正解は4です。

酸っぱいものが込みあがってくる、食道のびらんから胃酸の逆流が起こっています。
臥位は逆流が起こりやすいので就寝前は食事を控えるようにさせます。

各選択肢については、以下のとおりです。

1→高脂肪食を控える

2→水分をこまめに摂る

3→体幹が前屈姿勢にならないようにする

4→〇

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