あん摩マッサージ指圧師の過去問第29回（2021年）午後問64

問題

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次の文で示す症例について、以下の問いに答えよ。

「57歳の男性。主訴は左上肢のしびれ。左前腕橈側から母指にかけてのしびれが続いている。」

障害高位に一致して、筋力低下がみられる可能性が最も高いのはどれか。

1 .

三角筋

2 .

腕橈骨筋

3 .

尺側手根屈筋

4 .

深指屈筋

（あん摩マッサージ指圧師国家試験　第29回（2021年）午後　問64 ）

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この過去問の解説（2件）

正解は「腕橈骨筋」です。

選択肢1. 三角筋

三角筋の起始は、鎖骨外則1/3、

肩峰、肩甲棘で、

上腕骨中部外側の三角筋粗面で停止します。

選択肢2. 腕橈骨筋

○

腕橈骨筋の起始は、

上腕骨の外側顆上稜、

外側筋間中隔で、

橈骨の茎状突起の橈側面で停止します。

しびれの位置の影響を受けるものと考えられます。

選択肢3. 尺側手根屈筋

尺側手根屈筋の起始は、

上腕骨内側上顆、尺骨近位後面で、

第5中手骨底、豆状骨、有鈎骨で停止します。

選択肢4. 深指屈筋

深指屈筋の起始は、

尺骨近位部の前内側で、

第2〜4末節骨底（掌側）で停止します。

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正解は２です。

まず、しびれの範囲をみるに腕橈骨筋のラインです。
神経の流れをみても左前腕橈側から母指にかけては橈骨神経ラインで
選択肢の中で橈骨神経支配は腕橈骨筋のみです。

各選択肢については、以下のとおりです。

1→腋窩神経

2→橈骨神経

3→尺骨神経

4→正中神経、尺骨神経

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