この過去問の解説 (2件)
前立腺肥大症とは、加齢に伴い、増殖性変化を起こした前立腺が肥大し、
尿道が圧迫されたり、膀胱への刺激によって、排尿障害が起こる疾患です。
残尿感や、遷延性排尿、頻尿などの症状が出現します。
50歳を越えると急増し、問診や直腸診、超音波検査、血液検査などの検査を行います。
直腸診では、正常の前立腺の場合、柔らかく弾力性のあるクルミ大の腫瘤を触知できます。
前立腺が肥大している場合は、硬く肥大していて、さらに不整な凹凸や結節を触れた場合には、前立腺がんを疑います。
選択肢1. 夜間頻尿がみられる。
正解です。
頻尿は前立腺肥大の症状の一つとなります。
選択肢4. 直腸指診で石のように硬く触知する。
間違いです。
直腸診では、通常よりも硬く触知はされますが、石のように硬いという表現はあてはまりません。
付箋メモを残すことが出来ます。
選択肢1. 夜間頻尿がみられる。
前立腺肥大は前立腺の移行領域(尿道周囲腺)に発生する良性腫瘍です。
特徴としては、高齢者に多く80〜90歳男性の90%以上に潜在癌が見られます。
症状は前立腺が肥大することによって尿道を圧迫して起こる排尿障害が主になります。
痛みが出ることはほとんどありませんが、進行していくと水腎症を起こして腎機能にも障害が出ることがあります。
診断は自覚症状の他に直腸指診による触診で前立腺の腫脹を確認できます。
まとめ
男性女性のそれぞれ特有の疾患は複雑でややこしい部分ではありますが、試験にも出やすいため根気強く取り組んでいきましょう。
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