あん摩マッサージ指圧師の過去問
第30回（2022年）
午前 問73

下肢血行障害の血行改善を目的として行うものです。   

五十肩など肩の拘縮予防と改善を目的に行うものです。 

失調症の改善を目的として行うものです。  

腰痛の予防と治療を目的に行うものです。なので、これが正解であると考えられます。

間違いです。

バージャー体操とは、閉塞性動脈硬化症などによる下肢の末梢循環障害の患者に対して行う体操になります。

アメリカの内科医バージャーにより考案された、下肢の挙上と下垂を繰り返す体操です。

間違いです。

コッドマン体操とは、五十肩に対する体操になります。

患側に1キロ程度の重りを持ち、振り子の要領で振る運動で、アイロン体操とも呼ばれています。

間違いです。

フレンケル体操とは、小脳の障害などによる運動失調に対する体操で、繰り返し運動による協調性改善のための運動となります。

正解です。

ウィリアムズ体操とは、腰痛体操の一つで、腹筋、大殿筋、背筋、ハムストリングスに対するストレッチ運動です。

アメリカの整形外科医のウィリアムズにより考案された体操になります。

＊バージャー体操：下肢閉塞性動脈硬化症などの末梢循環障害などに対する体操です。

反射性充血を促して側副血行路の形成を促進させる運動です。

＊コッドマン体操：五十肩に対する体操です。

硬くなった軟部組織にアプローチをする体操で、肩甲骨と上腕骨のGHの動きを円滑にするための運動です。

＊フレンケル体操：脊髄小脳変性症などの小脳の運動失調や、脊髄性運動失調などに対する体操です。

視覚の代償を用いて、固有感覚入力の強化・協調運動の再獲得を目標とする体操です。

ウィリアムス体操はアメリカのウィリアムさんが考案した体操で、

腹筋・背筋・殿筋・ハムストリングスのストレッチを行うことで腰部にかかる負担を軽減させることを目標とした体操です。